手首の痛みの前兆は肩甲骨のズレ。

目次

肩甲骨の働き

肩甲骨は上腕や肘・手首までを支える「腕の土台」として機能しています。

クレーン車で例えるなら手首から上腕までがクレーンで、肩甲骨は車体に該当します。

クレーン車が固定され安定していれば、クレーンも安定し自由に動くことができますし、力を十全に発揮できますが、しっかり固定されず不安定であれば、クレーンも安定せず、自由に動くことも力を発揮することもできません。

これと同じように、肩甲骨が正しい位置からズレて不安定になると、上腕・肘・手首につく筋肉は力を発揮できずに腕全体の筋力が弱くなります。

このように肩甲骨の位置は腕の筋力を発揮する上で重要な役割を果たします。

特に手首は負荷との距離が近いので、負担が集中して最初に痛める傾向があります。

肩甲骨がズレる原因

この肩甲骨の位置は、胸郭の状態(姿勢)と周囲の筋肉のバランスで決まります。そのため、筋肉のバランスに不均衡が生じると肩甲骨の位置がズレます。

とくに多いのが猫背の影響で肩甲骨を背骨に引き寄せる背中側の筋肉(図1)が弱くなり、逆に体の前側の小胸筋(図2)などが強くなる場合は、肩甲骨が前側の筋肉に引っ張られて、正常な位置よりも外側(腕側)へ、かつ下方にズレます。


図1


図2

手首の痛みのメカニズム

肩甲骨を支える背中側の筋肉(図1)と前側の筋肉(図2)のバランスが適正で、肩甲骨が正しい位置にある場合は、肩甲骨が安定します。

肩甲骨が安定すると上腕から肘や手首までの筋力を発揮しやすくなるため、素早く収縮し各関節を安定させます。

これにより、負荷が加わった時に腕の筋力が安定するまでに生じる動揺が大幅に抑えられ、手首へ加わる負担も最小限に抑えられます。

しかし、肩甲骨がズレて不安定になると、負荷がかかった時に肩関節が安定しないために腕に動揺が生じます。そして動揺が安定して、負荷に抵抗するだけの筋力が発揮できるようになるまでに時間がかかります。

筋力が安定するまでの間、負担は負荷に最も近い関節である手首に集中します。

ものを持ったり、野菜を切ったり、お皿を持ったり、日々の生活で手首を使う度に、負担が蓄積されて、これが長い年月かけて手首の関節を壊し、痛みを生じます。

根本的な原因

このように、肩甲骨は腕に着く筋肉にとって土台となるため、肩甲骨がズレて不安定になると末端の手首に負担が集中してが真っ先に壊れます。

また、肩甲骨がズレた状態が長期化すると、手首だけでなく肘の痛みや50肩なども引き起こします。

この肩甲骨のズレを引き起こす最大の要因は、「猫背」や猫背とは逆に前後の彎曲が少ない「フラットバック」などの不良姿勢です。

しかし、姿勢を直すのは難しいので、まずは、肩甲骨を安定させ50肩の予防にもなる体操で肩甲骨のズレを防ぎましょう。→回復が早まり予後もいい!「50肩の対処法」。

この体操は緩んで不安定になった肩関節を安定させ、肩甲骨のズレを防ぐ効果がありますので、肩甲骨が外側にズレている人は手首に痛みが出る前に、この体操で肩甲骨のズレを防ぎましょう。

動画による説明。

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