脹脛の張りはギックリ腰の前兆。

目次

脹脛の張りは、単に足がつるだけではありません。

実はギックリ腰の前兆でもあります。

この脹脛の筋肉は、太ももを介して腰背部の筋肉である脊柱起立筋とつながっています。

そのため脹脛が張るとその緊張は脊柱起立筋へと伝わり腰痛になります。

そして脹脛と脊柱起立筋の緊張がピークに達したときに前かがみになった時、ギックリ腰を引き起こします。

脹脛の筋肉と腰の筋肉は繋がっている。

脹脛の筋肉や脊柱起立筋は筋肉を包むシート状の膜である筋膜によって繋がっています。

この筋膜は機能や性質が似た筋肉は強く結びつきます。

脹脛の筋肉である下腿三頭筋や脊柱起立筋は、互いに重力に抵抗して立位を維持するための抗重力筋です。

同じ抗重力筋である下腿三頭筋と脊柱起立筋は図1の様に筋膜を介して互いに強く繋がっています。

図1※医学書院 アナトミー・トレイン徒手療法のための筋筋膜経線より抜粋。
図1※医学書院 アナトミー・トレイン徒手療法のための筋筋膜経線より抜粋。

似た機能の筋肉が互いに連結することで、筋肉の反応が早くなります。

例えば前かがみから体を起こす時、脳から指令を受けて下腿三頭筋と脊柱起立筋を収縮させて体を起こすよりも、物理的に連結された下腿三頭筋の筋膜を介して脊柱起立筋に緊張を伝えた方が、素早く、かつ滑らかに身体を起こせます。

このように機能的に似た筋肉に緊張を伝えることで、筋緊張を素早く伝え、素早いアクションが起こせます。

しかし脹脛の緊張を脊柱起立筋に緊張を伝えてしまうので腰や背中の張りをもたらします。

脹脛の緊張からぎっくり腰を招く。

脹脛の緊張によってもたらされる負の側面の中で、厄介なのがギックリ腰です。

下腿三頭筋が強く緊張し、年中足がつる人は特に要注意!!

強く緊張した下腿三頭筋の緊張が脊柱起立筋に伝わり、慢性的に脊柱起立筋を緊張させます。

この時に不意に前かがみになったりすると、下腿三頭筋が伸ばされて硬くなり、その緊張が一気に腰に伝わり、筋肉が過緊張して「ギックリ腰」を引き起こします。

下腿の静脈血が鬱血していると脹脛が張る。

脹脛の張りは、下腿に静脈血が鬱血していると張りやすくなります。

この静脈血が循環されない限り、どんなにストレッチをしたところで張りは緩みません。

なのでまず、静脈血を循環させるためにウォーキングをやりましょう。

脹脛の筋肉は第二の心臓と言われています。歩くことでこの筋肉が収縮と弛緩を繰り返し、ポンプのように静脈血を上へと送ります。

特に日頃歩く機会が少ない立ち仕事や座り仕事の人は、脹脛の筋肉の動きがないので、ポンプ作用が機能せずに下腿の静脈が鬱血しています。

張った脹脛を揉んだりストレッチする前にまず、歩いて筋肉のポンプを使って静脈血を循環させましょう。

ただ、歩くときは前傾姿勢で小股でちょこちょこ歩くのでは逆効果です。

重心を踵側に移し、背筋を伸ばして大股で30分以上のウォーキングを心がけてください。

正しい歩き方はこちらで詳しく説明していますので、こちらを参照願います。→腰痛や膝関節痛の予防法「正しい歩き方」

ストレッチボードを使って伸ばす。

ストレッチする場合は、下の図のような「ストレッチボード」を使いましょう。

図2.ストレッチボード
図2.ストレッチボード

これに乗って脹脛を伸ばすと、図1の筋膜全体がストレッチされて脹脛だけでなく腰背部の脊柱起立筋も伸ばすことができます。

毎日最低1分、立つように心がけましょう。

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