寝ていると痛くなる首の痛み。

首に痛み

起きている時の悪い姿勢が原因。

寝ていると首が痛くなり目がさめる。

枕を変えても効果がなく、夜中に目がさめる。

頭の位置が定まらず、なかなか寝付けない。

このようなことでお悩みの方は結構いらっしゃると思います。

寝てるときに痛くなる首の痛みは、枕や寝相と言った「寝ている時の状態」が原因とよく言われていますが、実はその原因は起きている時に作られ、寝ているときに痛みとなって発動されます。

その原因こそ日頃の「悪い姿勢」です。

寝ている時の首の痛みの原因「悪い姿勢」

その「悪い姿勢」とは頭が前に出る「前方頭位」と背中が丸まる「猫背」と体が右か左のどちらかに傾く「 側屈」です。

起きているときの「悪い姿勢」によって顎の食いしばりや首の骨(頚椎)のズレが生じ、それが寝ている時に、首の張りや痛みに変わります。

悪い姿勢その1「前方頭位」

「前方頭位」とは下の図1の様に頭が前に出た姿勢です。


図1

「前方頭位」は図1Aのように背骨の延長線上に頭がないので、5キロ近い重い頭を殆ど首の筋肉だけで支えることになるので、筋肉への負担が格段に増えます。

この状態が長引くと首回りの筋肉だけでは支えきれななくなります。

すると今度は顎の筋肉を緊張させて食いしばり下顎で頭を支え、噛む筋肉の緊張を利用して、首の骨(頚椎)を固定します。

顎の筋肉は頚椎を支える筋肉よりも強いので、頚椎が固定されて頭の位置が安定しますが、そのせいで食いしばりが生じたり、噛む筋肉によって頚椎が引っ張られて頚椎にズレが生じます。

これにより首の周りや顎周りの筋肉に張りが生じます。

悪い姿勢その2「猫背」

前方頭位になると重心も前に移動するので頚椎や背骨にかかる負担も増えます。そのため、背骨が(胸椎)が曲がり猫背になります。

猫背と前方頭位の相乗効果によって、より首や肩の筋肉への負担が増え、さらにより顎の力で頭を支えなければならないので食いしばりが強くなります。

悪い姿勢その3「側屈位」

前方頭位に猫背が加わると、利き手によって右か左に傾きます。

右手が利き手の場合、右の肩が左の肩よりも下がる傾向があります。(右側屈位)

また、体の傾きは寝相にも影響し、肩が下がっている側(この場合は右)を下にして寝る傾向があります。それにより側屈位がより増強されます。

右側屈位になると右肩が下がり、右の肩甲骨も下がります。

肩甲骨からは頚椎や舌の根本にある「舌骨」などに付着する筋肉が多くあり、肩甲骨が下がることでこれらの筋肉が引っ張られて緊張します。

例えば右肩が下がり、右の肩甲骨から頚椎に付く「肩甲挙筋」(図2参照)が引っ張られると肩甲挙筋が緊張し、付着する頚椎を引っ張って頚椎にズレが生じます。

図2

また、右肩甲骨から舌骨に付く「肩甲舌骨筋」(図3参照)が引っ張られると、緊張した肩甲舌骨筋によって 舌骨が引っ張られ、下方へさらに右側にズレます。

舌骨にはさらに顎に付く「舌骨上筋」(図3参照)があり、舌骨がズレることで舌骨上筋が引っ張られ緊張します。

舌骨上筋ご緊張することで、この筋が付着する下顎骨を後ろへと引っ張り、奥歯で食いしばりが生じます。


図3

食いしばりが強くなることでさらに頸椎がズレ、首の張りや痛みが強くなります。

首の痛みの解決法と予防法

日頃の「悪い姿勢」の相乗効果によって頚椎や脊椎がズレたり食いしばりが生じます。

夜寝ているときは首の緊張が緩みますが、頚椎にズレがあると首の緊張が緩むことで首が不安定になります。

この不安定な首を安定させるために寝ているときに食いしばり、首を固定させます。

食いしばりは、起きているときよりも寝ているときの方が酷くなることが多いので、寝ている間に首の張りや痛みがより強くなります。

このように日頃の悪い姿勢によって生じた首の痛みは、日頃の姿勢を直し、それによって生じた骨格のズレを治さない限り、いくら寝相を気をつけたり枕を変えても意味がありません。

そもそも寝相は意識して変えることはできませんし、首の形状など寝相によっていくらでも変わるので、 100%自分の首にぴったりな枕を探すことなどほぼ不可能です。

自分の意思ではどうにもならないものに対して気を使ったりお金を使うよりも、自分の意思で改善する余地がある日頃の姿勢に気をつけましょう。

猫背と前方頭位の予防法。

いくら正しい姿勢を説いたところで、人は 正しい姿勢を維持するために生活しているわけではないので 、意志の力で「正しい姿勢」を維持することなど、ほとんど不可能に近いことです。

そこで、猫背や前方頭位になっても自分で対処できる体操を紹介します。

体操は家でやるバージョン(四つ這いでやる方法)と職場でもできるバージョン(座位でやる方法)の2バージョンご用意しております。

最低、朝起きたときと寝る前にやりましょう。

その詳しいやり方はこちらのページで紹介していますので、是非こちらをご覧ください。→猫背を治し、肩こりを解消する「肩こりの対処法」

寝ているときに首の痛みで目がさめる。首のポジションが定まらなくてなかなか寝付けない。

このようなことでお困りの方は、ぜひ当院へ1度お越しください。

動画による説明:「寝違えの原因は日頃の姿勢。」

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