膝関節痛に影響する垂れケツ。

目次

歩行時に膝を助けるお尻の筋肉。

膝関節痛に共通して見られる兆候が、お尻の筋肉(大臀筋や中殿筋 )の衰えによる「垂れケツ」です。


図1

お尻の筋肉は、歩行時に膝関節に加わる負荷を抑える働きがあります。

大臀筋や中臀筋は、歩行時に踵をついてから片足立ちになり体重を支える時に活動し骨盤を安定させ、股関節を伸展させる筋肉です。

お尻の筋肉が骨盤を安定させ股関節を伸展することで、膝関節が軽度屈曲したままでも片足で体重を支える事が出来ます。

片足立ちのように、大きな負荷が膝関節に加わるときは、膝が軽く曲がっていると曲がった膝がスプリングのように働き、膝への負担を抑えてくれます。

しかし、大臀筋や中殿筋 などのお尻の筋肉が弱ると骨盤が不安定になり、股関節は伸展せず、膝関節を伸展させて片足立ちになります。

膝が伸展した状態で負荷がかかると負荷は膝関節の半月板に集中します。

このようにお尻の筋肉が衰えると骨盤が不安定になり、股関節は伸展できず、代わりに膝関節を伸展させて片足立ちになるため、膝に負荷が集中し、半月板を痛めて膝関節痛になります。

お尻の筋肉を鍛えても効果がない。

では、衰えたお尻の筋肉を鍛えれば、膝関節痛から解放されるかというと、そんなことはありません。

お尻の筋肉をいくら鍛えても、歩行時にこの筋肉が使われなければ膝関節予防になりません。

お尻の筋肉は前傾歩行で衰える。

お尻の筋肉を使わない歩き方こそ「前傾歩行」です。

前傾歩行とは、正しい立位(図2B)に比べると前傾姿勢は重心が前(図2A)にあります。図3Aのように前傾姿勢のまま歩くと「前傾歩行」になります。

図2※エンタープライズ「脊椎のリハビリテーション上巻」より抜粋。

前傾歩行では、踵をついてから片足立ちになり体を支える時(図1)、お尻の筋肉ではなく、膝を伸展させる大腿直筋(図3)を利用して体を支えます。


図3

すると、膝関節が伸展した状態で片足立ちになるために、膝関節に負荷が集中し、膝関節痛がになります。

また、大腿直筋は膝関節伸展の他に、股関節を屈曲させたり、片足立ちにのように足を地面についた状態で大腿直筋を収縮させると、骨盤を前傾させたりします。

骨盤が前傾すると、骨盤の傾きにつられて上半身も前傾になります。

上半身が前傾した状態で歩くと腰が曲がった歩き方になり、前傾した上半身状の姿勢を正すために体を起こすして歩くと出尻で腰が反った(反り腰)の歩き方になります。

腰曲がりにしろ反り腰にしろ、ストレッチをやったり、整体で骨盤を矯正して骨盤の傾きをなおしても、大元の原因である前傾歩行をやめない限り効果はありません。

お尻の筋肉が衰え、膝関節痛を患っている人は、まず前傾歩行をやめ、正しい歩き方を身につけましょう。

正しい歩き方はこちらのページで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

正しい歩き方はこちら→腰痛や膝関節痛の予防法「正しい歩き方」

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