手首の痛みの原因。

目次

手を突く、手首を反らす、手首を曲げる、手首を動かした時に生じる手首の痛みや痺れ。このような痛みは、日常生活や仕事やスポーツなどで長期間にわたり手首を酷使することで手根管と呼ばれるアーチ構造が崩れることが原因で生じます。図1

図1:手根管

手首の痛みの原因。

長期間にわたり手首を酷使しすると、手首の関節(図2:遠位橈尺関節)が緩んで、関節を構成する橈骨と尺骨の間隔が開きます。

図2.遠位橈尺関節

そして遠位橈尺関節の間隔が開くと、遠位橈尺関節と関節する近位手根骨(図1の手根骨)も開きます。

近位手根骨は図1のようにアーチ状の構造になっており、遠位橈尺関節が開くと近位手根骨は横に広がります。

アーチ構造が横に広がると、天井部分を支えている月杖骨が下がり、アーチが崩れます。

図3

手首のアーチが崩れると月状骨を繋ぎ止めている靭帯が伸ばされ、捻挫のようになり、痛みを発します。

また、アーチの下には指を動かす筋肉の腱や神経や血管が通っており、アーチが崩れることでこれらが圧迫され、痛みや痺れが生じます。
このように、手首の痛みは、手首の関節である遠位橈尺関節が緩んで開き、この遠位橈尺関節と関節する近位手根骨によって形成されるアーチ構造が崩れることが原因で生じます。

次に手首を反らしたり曲げたりといった動作によってどのようにアーチが崩れ痛みが生じるのかを説明します。

手首をそらした時の痛みの原因。

マウスを握る、手を突くなど、このような手首をそらす動作は、手のひら側に向かって力が加わります。

そのような力が加わりことでアーチが横に広がります。

アーチが横に広がることで、月状骨が下にズレ、その下を通る腱や神経を圧迫し痛みや痺れが生じます。

手首を曲げた時の痛みの原因。

ピッチングやPCのキー入力など手首を曲げる動作は、手首をそらした時とは反対に手首の甲側に力が加わります。このような力が加わり続けると、手根骨の有頭骨手が甲側にズレ(図4)、アーチ構造が高くなります。

図4

 

この状態で手首を曲げる動作を続けると、有頭骨と周囲の骨をつなぎとめている靭帯などの間で摩擦が生じ、手首を曲げた時、手の甲に痛みが生じます。
さらに酷使すると、靭帯が緩んで月状骨が下にズレて高くなったアーチ構造が今度は崩れます。
こうなると手首を曲げても反らしても痛みが生じます。

手首の痛みへの施術。

当院では手首の痛みの直接の原因である緩んで遠位橈尺関節を安定させ、そして崩れたアーチ構造を修復する手技を行います。これにより、動かしたときに生じる手首の痛みはほぼ改善されます。

次に手首の痛みの直接の原因である遠位橈尺関節の緩みに影響する関節の歪みやズレを矯正し、手首の痛みの根本的な解決を目指します。

実は、手首の痛みの原因は手首だけではありません。手首よりも上流にある肘関節や肩関節、さらに背骨の歪やズレといった関節の状態に手首の関節は影響されます。

例えば肩関節にズレがあり動きが悪くなったり力を発揮できなくなると、肩の動きや力が発揮できなくなります。すると肩関節よりも下流にある肘や手首の関節が肩の負担を担う羽目になります。

特に、荷物などの重量から近く、さらに肩のように関節を保護する筋肉が殆どない手首は、肩関節や肘関節に問題が生じると真っ先にその影響を被ります。

このように、手首の痛みは、意外にも肩や肘、さらには肩関節の土台となる背骨(胸郭)のズレや歪みの影響で生じることが多々あります。

このような手首よりも上流の問題を解決しないと、緩んでアーチが壊れた手首だけを処置しても、しばらくしてから痛みをぶり返します。

「ふじたカイロプラクティック」では直接の原因である手首の緩みや崩れたアーチを治し、同時に手首より上流に位置する関節の歪みやズレも矯正することで、手首の痛みを根本的に解決していきます。

手首を曲げたり、反らしたりしたときに生じる痛みでお悩みの方は是非一度、ご相談くささい。

横浜市保土ヶ谷区の整体:「ふじたカイロプラクティック」

 

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