「編集手本」の特別展示会へ行ってきた。

9月24日から29日の間、銀座にある森岡書店で松岡正剛さん著書「編集手本」の特別展覧会が開催されていたので、26日の木曜に治療院を早仕舞いして森岡書店がある銀座へ向かった。

「森岡書店」は、一冊の本を売る本屋として有名な本屋。

2〜3年前から興味があったが、1度行ってみたいと思うばかりでズルズルと時間だけが過ぎて行った。

その森岡書店で「知の巨人」と言われる伝説の編集者「松岡正剛」さんの著書「編集の手本」の特別展示会が行われていると知った。

ネットのブックサイト「千夜千冊」を長年愛読していた1ファンとしては「行かなければ!」と思い、患者さんの予約が切れたのをいい事に治療院をさっさと閉めて森岡書店へ向かった。

森岡書店は戦前「1929年 昭和4年)に建てられた古いビルの一階にある。

ちなみにその隣にある岩瀬博美商店のビルも、いつのものかは分からないがかなり古そうだ。煉瓦造りの外壁と看板の両脇に設置された街灯がなんともレトロで趣がある。

ガラス戸を開け中に入ると、店の中央に味気ないテーブルがあり、鑑賞用と販売用の書籍や写真集などが展示されている。

その奥にはやたら引き出しが多いアンティークなタンスがカウンターがわりに置かれ、アンティークな黒電話が鎮座している。

四方を囲む壁には松岡正剛さんの肖像や版画や直筆原稿の写真や意味深な言葉が飾られ、この狭い空間に「編集手本」の世界観が見事に演出されていた。

「森岡書店」は一冊の本を売る本屋であるのと同時に、一冊の本が持つ世界観を表現する場でもある。

ただの本屋のように情報の塊としての本だけを扱い商品と貨幣を交換しするだけの場ではない。本から派生する世界観を著者と読者が共有し繋がりを持てる場である。

だから大型書店はおろかAmazonすら真似できない。

予想通りのユニークな場所だった。

テーブルの上に並べられた松岡正剛さんの著書「編集手本」を手に取り開いてみると、蛇腹折になっており、さらに開くとそれは1枚の大きな紙だった。

大きな紙に手書きの原稿や版画、ポートレートが印刷され、その紙に切り込みが入れられ、折り畳まれて製本されていた。

普通の本のようにめくるだけでは全部読めない仕掛になっている。

最後まで読みたければ、ひっくり返したり、裏返しにしたり、広げて全体を俯瞰したりしないと読めない。

おまけに独特な筆跡で書かれた原稿がそのまま載せてあり、読みづらい字を判読しないと内容が掴めない。

本を購入したが本を電車やカフェで読もめないので、持って帰って家で読んだ。

本をめくったり、ひっくり返したり、床の上で広げて全体を眺めたり、一字一句文字を判読したりと、本を情報の塊と認識している自分からすればいちいち面倒臭い読書体験だった。

わずか数ページの本だったが、えらく手惑いやっと最後まで読み進めると、そこに松岡正剛さんがしゃがみ込んで本を読んでいる姿が描かれたイラストがあった。

そのイラストの頭の上には大きく「ぷ」と書いてあった。

それを見て、悪戯に付き合わされたことに気がつかされた。

この本は編集のエッセンスが書かれた手本ではなく、この本を読もうとする過程が編集なのだと気づかせるための本だったようだ。

本をひっくり返したり、裏返したり、視点を細部から全体へと変えたり、時折著者から投げかけられる幻惑的なワードに揺さぶられながら読み進め、未知の情報が次第に意味をなし知識へと変換されていくその過程が編集だったようだ。

最後のイラストと「ぷ」というセリフは正剛さんからの「ご苦労様。人様の編集の「型」を知る前に、まずは自分が無意識にやっている「編集」の「型」を知りなさい。」という読者へのメッセージのように思えた。

一杯食わされたわけだ。

ますます松岡正剛さんが校長を務める「イシス編集学校」で本格的に学んでみたくなった。


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