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曲げると痛む股関節痛の原因
股関節を曲げると鼠径部が痛む。
歩いている時、足を前に出している時に痛む。
そして特にこれといった原因もなく、病院でレントゲンを撮っても骨に異常がない。
股関節痛でも大腿骨など骨や関節に異常がない場合は、主に股関節周囲に着く筋肉が原因で生じます。
筋肉が原因の場合は、股関節を自分で曲げたりすると痛みますが、人に曲げてもらった時(他力)はそれほど痛みがないのが特徴です。
股関節周囲の筋肉の中で原因として考えられる筋肉は、鼠径部付近の下前腸骨棘という部位に付着し、大腿骨を超えて膝の骨「脛骨」に着く「大腿直筋」です。図1
図1
この大腿直筋が過緊張することが原因で鼠径部付近に痛みが生じます。
大腿直筋の緊張は普段の立ち姿勢が原因。
大腿直筋は足を前に出した時に股関節を曲げ(屈曲)、膝関節を伸ばす(伸展)筋肉です。
また、足をついて立っている時は骨盤を前に傾かせ、大腿骨に対して骨盤を前傾させます。(図2)
図2
この筋肉が緊張する原因は主に前傾姿勢です。
前傾姿勢になると大腿直筋が緊張し骨盤が前に傾きます。そのまま重心が右か左のどちらかに偏ると、偏った側の股関節が内向きに捻れ(内旋)ます。
つまり、前傾姿勢で重心が左に偏ると、左側の骨盤(腸骨)が前に傾き、左の股関節が内向きに捻れます。
大腿直筋は前傾姿勢になると図2のように下に向かって引っ張られ、さらに股関節が内向きに捻れると、より下へ引っ張られます。
そのまま歩くと歩幅の左右佐が生じる。
この姿勢で歩くと、股関節が痛む側の足は接地している時間が長くなり、反対側は接地している時間が逆に短くなり、足が浮いている時間が長くなります。
つまり、左足を股関節痛側とした場合、左足の歩幅は狭くなり、逆側の右足の歩幅は広くなります。
歩幅の狭い側は足が地面に接地している時間が長い分、それだけ上半身の体重が股関節や大腿直筋へ加わります。
歩幅に左右差が生じた状態で何ヶ月も歩いていると大腿直筋が過剰に緊張し、付着部である鼠径部付近に疲労が蓄積されて痛みが生じます。
このように曲げると痛む股関節痛は前傾姿勢と重心の偏りが原因で、歩行時の大腿直筋への負担が増え、筋の付着部である鼠径部に痛みが生じます。
この手の股関節痛になる人の多くは、股関節が痛くなるずっと前から慢性腰痛を患っていたり、ぎっくり腰を繰り返している人たちです。
しかも、ろくな処置をせずに自然治癒に任せ他ことが原因で、前傾姿勢や重心の偏りがより酷くなり、結果的に股関節痛が生じました。
つまり腰痛を放っておいたことが股関節痛の根本原因です。
腰痛を放置したことが原因。
慢性腰痛やぎっくり腰になっても碌な処置をせず、自然治癒に任せたり、駅前のマッサージ屋で解した程度の処置しかしないと、痛みは消えても腰回りの筋肉が硬くなり、腰の動きが悪くなります。
腰の動きが悪くなると腰が反れなくなるため、より前傾姿勢が強くなります。
また、腰の左右の振りも制限されるため重心の偏りが生じます。
さらに、腰が硬くなると歩行時に加わる衝撃や負担を逃すことができないので、結果的に股関節や膝関節に負担が集中し痛みが生じます。
このように自然治癒やマッサージで解して腰痛を治しても、腰の痛みは和らぎますが、腰をかばっていた姿勢や腰の柔軟性は戻りません。
そのまま生活を続けると、ますます姿勢が悪くなり、しばらくすると股関節や膝に痛みが生じます。
なので自然治癒や適当な処置をせずに、カイロプラクティックで腰椎のズレや骨盤の歪みを取って、しっかり腰痛を治しましょう。
股関節痛の対処法
ここで紹介する対処法は股関節を動かした時の引っ掛かり、動きをなめらかにする効果があります。
これは大腿直筋の緊張によって生じた股関節痛にも有効ですので、是非お試しください。
詳しいやり方はこちらで説明しております。→股関節に異常がないのに痛い!そんな股関節痛の対処法。
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