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皆さんは、腰痛予防のためにストレッチをせっせと励んでいませんか?
硬くなった筋肉を伸ばすと「イタ気持ちいい」ですし、自分の体が柔らかくなっていくのを感じると、達成感も芽生えるでしょう。
しかしそのストレッチがほとんどの場合、腰痛の予防になるどころか、かえって腰痛を悪化させる原因になるんです。残念ながら・・・
そもそもストレッチは優れた身体能力を持つアスリートのコンディショニングのために開発されました。
そのためアスリートと一般人の筋肉の質の違いを理解せずに自分勝手にやると確実に壊れます。
アスリートも一般人も解剖学的に筋肉は同じですが、筋肉の質、特に機能はまるで別物です。
それは軽の車もスーパーカーも同じ車ですが、性能がまるで違うのと同じです。
一般人がアスリートと同じストレッチをやればアスリートのように柔らかくなりません。壊れます。
今回は、ストレッチで腰痛が悪化する最大の原因である、アスリートと一般人の筋肉の違いについて詳しく説明します。
アスリートの筋肉は強靭なだけでなく、筋肉の緊張度合いや長さを感知する感覚が優れています。
この感覚のことを「筋感覚」と言います。
アスリートの筋感覚は僅かな筋肉の長さの変化や緊張の変化を感知します。この繊細な筋感覚のおかげで筋肉が最適な状態に維持され、アスリートはあらゆる状況に対応することが出来ます。
一方、一般人の筋肉はろくに鍛えているわけでもなく脆弱で、さらに筋感覚に至っては、肩が張っても「コリ過ぎてよく分からない。」「痛みも感じない。」ほど筋感覚が「超鈍感」です。
そんな人がアスリートのために開発されたストレッチをやればどうなるか?火を見るよりも明らか、加減もわからず無理やり筋肉を伸ばして、怪我をするのが関の山です。
ストレッチは、筋肉のストレッチングを通して、筋肉の状態を把握し筋感覚を高めるための準備運動です。
筋肉を伸ばすストレッチングは目的でなく手段です。
感覚が敏感になることで、筋肉の反応が早くなりアクシデントに見舞われても迅速かつ的確に反応でき、怪我を防げます。
つまりストレッチの目的は筋感覚を高め、筋肉が最適な状態を維持できるようにすることであって、筋肉が伸ばされて柔らかくなるのは、結果です。
多くの一般人は筋肉がどんな状態かも検知できず、単に硬いと柔らかいしか分からないほど鈍感です。
その一般人が、闇雲に硬い筋肉をストレッチすれば、加減も分からず柔らかくなるまで筋肉を伸ばそうとして関節を痛め、最後は筋肉を痛めてギックリ腰になります。
また、無茶なストレッチは筋感覚を高めるどころか、筋肉を傷つけて同時に筋感覚の感知器まで壊れて、どんどん鈍感になります。
さらに厄介なことに痛覚まで鈍くなり、より「痛、気持ちいい」を求めてハードにストレッチに励み、事態をより悪化させます。
そして、限界を超えた時に激しい痛みとともに動けなくなります。つまり「ギックリ腰」です。
アスリートと一般人の筋肉の違いを理解せずにストレッチングに励む人が辿る、腰痛を悪化への道です。
アスリートの筋肉はストレッチで緩みますが、あなたの筋肉は伸びる前に痛めます。生兵法は怪我の元なので、ストレッチはやめましょう。
代わりに日頃から大股で、よく歩くようにしましょう。なんの達成感もなく凡庸な運動ですが、これが最も腰痛予防には効果的です!
どうしてもストレッチがやりたいなら、プロのトレーナーの指導や介助を受けてください。自分勝手にやるのはやめましょう。
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