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親指が外側に変形する外反母趾の原因は前傾姿勢です。
前傾姿勢になると重心は踵側からつま先側に移動し、体重が乗る場所も踵から親指の付け根の中足骨付近に変わります。 しかし、この中足骨は、踵と違い棒状で貧弱な構造をしているので、負荷がかかると外側へ変形して外反母趾になります。
前傾姿勢の重心(図1A参照)は正しい姿勢の重心(図2B参照)よりも前にあり、そのため荷重は親指の付け根付近、特に第一中足骨にかかります。
一方、正しい姿勢の場合は重心が踝付近にあるので、荷重は土踏まずと踵の間付近にかかります。
この中足骨は棒状の貧弱な骨なので、体重などの荷重が加わると簡単に変形してしまいます。 荷重が中足骨に加わると、関節の構造が外側へ力を逃す構造をしているので、親指が外側に曲がる「外反母趾」になります。
一方、重心が踵側にある正しい姿勢の場合は、荷重が岩のように頑丈な構造をしている踵の骨(踵骨)や距骨に加わります。
これらの骨は非常に頑丈なので、立位や歩行時の体重や衝撃が加わっても変形することはありません。
外反母趾の原因である前傾姿勢は、バランス感覚が悪くなることが原因で生じます。
バランス感覚が悪くなると、設置面積が広く安定しやすいつま先に重心が移動し前傾姿勢になります。
前傾姿勢になる事で、楽に体を安定さることができ、バランス感覚の悪化による後方転倒を防ぐことができます。 その代償として、指が変形して外反母趾になります。
このように外反母趾の原因は前傾姿勢なのですが、前傾姿勢をやめても変形した骨は元に戻らないので、外反母趾は治りません。
しかし、前傾姿勢を止めることでそれ以上の変形を防ぐことができ、その後生じる膝関節痛や股関節痛などの二次災害を防ぐことができます。
この前傾姿勢を治すには、バランスボールなどのでバランス感覚を鍛えることがことが最も効果的です。 バランス感覚が鍛えられることで、不安定な踵に重心を保つことができるようになります。 それにより、前傾姿勢が改善され、外反母趾の進行を防ぐことができます。
バランス感覚を鍛えると脳の老化を防ぐことになりますので、前傾姿勢を改善し、外反母趾を防ぎましょう。
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