頚椎症ではない「腕のだるさや痺れ」

長時間PCを使っていると腕がだるくなったり、腕が痺れる。SEやプログラマーやWEBデザイナーなどPCを多用する方に多くみられる症状です。

このような症状は首から出て腕に行く腕神経が出口である頚椎で圧迫される事が原因だと言われてます。確かに腕神経が圧迫されると腕のだるさや痺れが生じますが、実は筋肉の問題でも「神経痛」と似たような症状が生じます。筋肉が弱い力で慢性的に引っ張られると、筋肉を包んでいる筋膜が引き伸ばされて、時間とともに痛みや怠さや痺れが生じます。

原因は頚椎症ではなく筋膜の牽引

弱い力で引っ張られると、強い力で引っ張られる場合と異なり、ほとんど筋肉が収縮せずに、引っ張る力(張力)は筋膜に加わります。慢性的に張力が筋膜に加わることで乳酸などの疲労物質がたまり、筋膜の弾力性や柔軟性が失われ硬くなったり、最悪の場合は筋肉と癒着して鋭い痛みを発します。

このような症状は、相当長い間牽引が加わらないと症状として現れないため、原因が特定しづらく重篤化しやすい傾向があります。

腕の自重やマウスが筋膜を牽引する。

PC作業で生じる「腕のだるさ」や「痺れ」は肩甲骨を上腕骨を跨ぐ小さな筋肉がマウスや腕の自重によって牽引される事が原因で生じます。

PC作業に長時間従事していると主に肩関節(肩甲上腕関節)を跨ぐ小さな筋肉「棘上筋」が慢性的に牽引され、その筋肉を包む「筋膜」に疲労物質がたまります。疲労物質棘上筋の筋膜に溜まると三角筋の奥の方に痛みや怠さが生じます。

さらに牽引が続くと棘上筋が弱くなります肩関節そのものが牽引されて関節が不安定になります。

すると体の前側にあり、肩甲骨から肋骨に着く小胸筋が肩甲骨を前に引っ張ることで巻き肩になります。巻き肩になると今度は三角筋が慢性的に牽引され、三角筋の筋膜に疲労物質がたまり弾力性が失われます。

三角筋の筋膜は肩や腕や前腕の筋膜(腕橈骨筋、上腕二頭筋や上腕筋、尺側手根伸筋、上腕三頭筋の筋膜)と連結しているので(図1)、連結している筋膜に沿って緊張や牽引が伝わります。するとそれらの筋膜に怠さや痺れが生じ、肘の外側や小指側などに痛みや痺れが生じます。

図1※医学書院 アナトミー・トレイン徒手療法のための筋筋膜経線より抜粋。

さらに状況が長期化すると最悪、棘上筋や三角筋の筋膜と筋肉が癒着して、激痛で肩が上がらなくなります。この状態のことを40肩や50肩と言います。

肩関節を牽引から防ぎ、安定させる予防法。

このような「腕のだるさ」や「腕の痺れ」は、筋膜に対する牽引が原因なので、首を牽引しても余計に症状を悪化させるだけでしょう。当然、肩や腕を揉んでも、せいぜいその場限りです。まずは、牽引による被害を抑えるために、不安定になっている肩関節を安定させます。

牽引された肩関節を安定させるためには肩関節に圧迫を加えながら動かす体操をすると効果的です。

この体操は緩んだ肩関節を安定させ、さらに50肩の予防にもなります。やり方は、肘を伸ばして四つ這いになり、肩に圧力を加えながら体を前後に動かすだけ。パートナーも運動器具も運動神経も必要ない簡単な体操です。

詳しいやり方はこちらを紹介しておりますので是非お試しください。→回復が早まり予後もいい!「50肩の対処法」

この体操以外に、腕と腕との間隔を広げ、てゆっくり行う「腕立て伏せ」も効果的です。

「病院で首を牽引しても、腕のだるさや痺れが取れない。」という方は、ぜひ当院へお越しください!

動画による説明:「腕のだるさや痺れについて。」

ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
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藤田 和広

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