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「保守主義とは何か」

著者 : 宇野重規
中央公論新社
発売日 : 2016-06-21

保守主義の父であるエドマンド・バーグを生んだイギリスが、EUから撤退し、アメリカではトランプが大統領になり、このような時代だからこそ、もう一度「保守とは何か」を問い直す時期なのかもしれない。

保守というとよく言われるのが、変化を嫌いカビの生えた伝統を墨守することだと思っている人も多いと思う。しかしこれは保守ではなく、伝統主義です。

保守とはエドマンド・バーグが「フランス革命の省察」の中で以下のように述べている。

「何らか変更手段を持たない国家には、自らを保守する手段がありません。そうした手段を欠いては、その国家が最も大切に維持したいと欲している憲法上の部分を喪失する危険すら冒すことになり兼ねません。」

守るべきものを守るために自ら変わることである。それは気候に応じて着替えるのと同じで、服は変わるが中の人間は変わらない。これを「心頭滅却すれば火もまた涼しい」という理論で人間限界も考えずに、服と一緒に人ごとごと変えようとするのがリベラルだ。

周辺各国の政治思想が大転換期にある中で、今まさに、日本は何を守り、そのためにどう変化するのか?問われる時期。

そんな時期だからこそ、この「保守主義とは何か」を読む必要がある

この本は保守の源流とその変遷を、リベラルとの戦いを通し、分かりやすく説明している。

保守主義を大雑把に全体を知るにはいい入門書になると思う。

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藤田 和広

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藤田 和広

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