顎関節症の原因:腰曲がり姿勢と浅い呼吸。

目次

顎関節症の原因

顎関節症は噛み合わせが原因だとよく言われますが、実は悪い姿勢や呼吸運動の問題で生じることが多々あります。

そして、この顎関節症の原因である悪い姿勢と呼吸運動の問題は別々に生じるのではなく同時に生じ、負の相乗効果で顎関節症を悪化させます。

特に腰を丸めて座ると横隔膜や肋骨の動が制限され、呼吸運動を邪魔します。(図1)。

腰が曲がった座り姿勢。

腰が曲がった状態が長く続くと、腹部が圧迫されて横隔膜や下部肋骨の動きが制限されます。

これらの動きが制限されると吸気よりもむしろ呼気が制限されるために、息を吐ききれなくなります。

呼気が制限されると同時に吸気も制限されるために呼吸が浅くなり、横隔膜の活動をほとんど利用しない胸式呼吸になります。

胸式呼吸になりると、息を吸うために上部の肋骨を持ち上がるために首から肋骨に着く筋肉が緊張します。(図2)

図2

これらの筋肉が慢性的に緊張すると、首の根元や僧帽筋周りが慢性的に張り、上部の肋骨が持ち上がった状態で固まる「吸気固定」になります。

吸気固定になると息を吸うために肋骨を持ち上げる筋肉が緊張するので肩が持ち上がって「怒り肩」になり、同時に頭が前に出ます。


図3

頭が前に出ると上部の肋骨を持ち上げていた筋肉は、前に出た頭を支える筋肉へと役割を変え、吸気にあまり貢献しなくなるので、より息がしづらくなります。

すると元々魚類の呼吸を司る鰓を動かす筋肉から進化した顎の筋肉が緊張し、食いしばりなどが生じます。(図4)

図4※うぶすな書院「生命形態の自然史 第1巻解剖学論集」より抜粋。

その状態が長く続くと頭がさらに前に出て、前に出た頭を支えるために僧帽筋や肋骨を持ち上げる斜角筋群だけでなく、顎を閉じる内側翼突筋や咬筋(図5)や側頭筋などを緊張させ、顎で噛みしめて頭を支えます。(図6)


図5


図6

咬む筋肉を利用して頭を支えるようになると、日中は慢性的な食いしばりが生じ、就寝中は歯ぎしりが生じます。

そして、長い年月かけて顎の半月板が傷つき、口を開けた時にクリック音や痛みが生じ「顎関節症」になります。

姿勢や呼吸による顎関節症の対処法

このような「顎関節症」は呼吸運動が正常にできないことが原因で生じているので、顎の歪みや噛み合わせや首のズレだけ治しても効果がありません。

まず、呼吸運動を正常にすることが先決です。

その際、呼吸をしやすくするために無理に息を吸うのではなく、一旦、強制的に息を吐き切りましょう。

そうすることで吸気の状態で張っていた首や肩周りの筋肉が緩みます。

同時に、腰椎のズレによって曲がった腰や、下部肋骨のズレをカイロプラクティックの矯正で治すことで、横隔膜や肋骨の動きが促され、呼吸が楽になるでしょう。

顎関節症でお悩みの方は一度、当院へご相談ください。

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