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捻挫をしたわけでもないのに歩いたり、走ったりすると足の甲の外側に痛みが生じることがあります。
このような痛みは、足の甲や足首の問題が原因ではなく、歩行時に生じる体の横揺れが原因で生じます。
歩行とはバランスの消失と回復を繰り返す運動です。
歩行中は片足が地面に接する「立脚相」と宙に浮いている「遊脚相」を繰り返し、足を交互に前に出して前進します。
バランスの消失と回復を繰り返す中、倒れることなく安定して歩けるのは、歩行中に円滑な重心の移動が行われているからです。
体の重心移動は上下方向と横方向に生じますが、このうち足の甲の痛みに影響すのが横方向の重心移動です。 図3のBの赤いラインは正常な重心移動のラインを表しています。
この重心移動が図3Bのように足の内側を通っていれば、歩行中に生じる横揺れを最小限に抑えることが出来ます。
しかし重心移動が土踏まずを超え、外に逸れ出すと、横揺れが大きくなります。 横揺れが大きくなるとバランスが不安定になるので、安定性を保つために図1のように足首を外返し(回内)させてます。
図1
このように足首を外返しにすと、足裏と地面との接触面積が増えるので体は安定します。
その代わり片足が地面に接している立脚相の度に、足の甲の外側へ負荷が集中するので足首の外側に痛みが生じます。
その状態で歩き続けると足のアーチ(土踏まず)が潰れて行き、結果的に扁平足になります。
このように体の横揺れを最小限に抑えない限り、いくら足首を処置しても、足の甲の外側の痛みはなかなか良くならず再発を繰り返すことになります。 そのうち足のアーチが徐々に潰れて扁平足になるでしょう。
扁平足になるとある程度改善するまで持っていくだけでも、相当時間がかかります。
この横揺は、歩行時に生じる骨盤や背骨の回旋運動が減ることが原因で生じます。
通常、歩行中に骨盤と背骨の回旋運動が生じます。 この骨盤と背骨の回旋運動によって、コマの回転の要領で横揺れが抑制されます。 しかし、前傾姿勢による歩行や歩幅が狭いといった「悪い歩き方」によって歩幅に左右左が生じたり、または骨盤や背骨に歪みやズレが生じたりすると、関節の動きが悪くなり、回旋運動が制限されて横揺れが生じます。
つまり足の甲の痛みの原因である体の横揺れを治すためには、正しい歩き方を身につけ、さらに骨盤の歪みや背骨のズレを治し、回旋運動を復活させなければなりません。
その正しい歩き方とは、大股で歩くことです。大股と言っても、足を広く前に出すことではありません。
後ろ側の足を長く地面に接するつもりで歩きます。 つまり立脚相を長く保てば、相対的に遊脚相も長くなり、結果的に大股で歩けます。
その方法についてはこちらで詳しく解説せています。ぜひ参考にしてください。→ 腰痛や膝関節痛の予防法「正しい歩き方」
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