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背筋が伸び、正しい姿勢をしているはずが、座っていると背中や首が痛くなる。
このような人の多くは、背骨に弯曲がなく、背中が反っていますが、正しい姿勢は背骨が曲がらず反っていればいいわけじゃない。
そのような背骨は下手をすると猫背以上にタチが悪い首や背中の痛みを引き起こします。
背骨のうち「胸椎」には背中側に出っ張るかたちで弯曲しています。
この弯曲の事を「後弯」と言い、この後弯が強くなり背中が丸まっているのが悪い姿勢の代名詞である「猫背」です。(図1)
一方、後弯がなくなり平坦になったり、背中が反り反っている状態を「前弯」といいます。
「猫背」と「前弯」どちらも肩こりや首の痛みの原因になります。
胸椎には首や頭を支える筋肉(図2)が付いていますが、付着部である胸椎が前弯になると、これらの筋肉の力が弱くなって支えが悪くなり、そのせいで頭が前に出ます。
逆に猫背になると頭そのものが自然と前に出てしまいます。
頭が出る前は、主に胸椎から頚椎や後頭骨に付く頭板状筋や頸板状筋が後ろから引っ張り、頭が前に出ないように支えています。
しかし頭が前に出ると肩甲骨や鎖骨から首や後頭部に着く肩甲挙筋や僧帽筋が前に出た頭を支えます。図3
これらの筋肉は頭や首を支えるだけでなく肩や腕を支え動かす筋肉でもあります。
そのため板状筋よりも太く力も強いので、頭や首をしっかり固定することはできますが、そのかわり頭や首の動きはかなり制限されてしまいます。
さらにこの状態が長引くと、僧帽筋や肩甲挙筋の強い力が災いし、後頭部や首の骨(頚椎)が強い力で圧迫され、頭痛や背中や首の張りの他、手の痺れや筋力低下などが生じます。
このように胸椎が前弯すると猫背と同じように首や背中の痛みなどが生じます。
数多くある胸椎前弯になる要因の中で、特に多いタイプが以下の3つ。
座り姿勢や立ち姿勢が前かがみなのに、背中だけ反らして良い姿勢を取ろうとすると、胸椎だけが反り前弯が生じます。
背中をそらす前にまず体を起こし、立ち姿勢は重心を踵側に、座り姿勢は骨盤を立てて、坐骨が座面にあたるように座りましょう。
顎をあげると必然的に胸椎が反り、その状態で重いものを持つと僧帽筋の強い筋力が収縮して肩甲骨を背骨側に引き寄せ、そのせいで胸椎が反ります。
これを何度も繰り返しているうちに胸椎に前弯が生じます。
重いものを持つときは顎を引いて持ち上げましょう。
肘をついて体を支えると胸椎が反ります。
特に胸椎を前弯させる姿勢が、うつ伏せで肘をつき、本を読んだりスマホを弄る姿勢です。
長時間同じ姿勢をとり続ける傾向があるので、前弯を増強させて症状を悪化させます。
絶対にやめましょう。
以上のことを守ればある程度、防ぐことはできますが、もう既に胸椎が前弯して反っていて、「首や背中が痛くて首を動かせない」または「仰向けで寝てられない」という方は、関節矯正のプロであるカイロプラクターの施術で胸椎の前弯を矯正してもらうのが一番です。
ただし、反った胸椎の矯正は難しく、経験が浅い人には難しいので、確かな実績の「ふじたカイロプラクティック」へ一度ご相談ください。
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