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腰痛予防おすすめ商品の紹介。

40歳で腰痛デビュー

悪い姿勢の害悪と正しい姿勢の恩恵について散々患者さんに語っていたこの私が、実は子供の頃からずっと足を組む癖があり、座り姿勢は背中と腰を丸めて「デレッ」と座る「ヘタレ姿勢」だった。

幸い今まで腰痛も肩こりとも無縁だったのだが、「腰とお膝の曲がり角」と言われる40を超えた辺りから、シャッターを開けようとした瞬間や冷蔵庫の扉を開け、中を覗こうとした瞬間に腰から崩れ落ちそうになる「やばい瞬間」を体感するようになる。

「やばい瞬間」は最初、1年に一回程度のスパンだったがだったが、昨年辺りから頻発するようになった。

本来なら姿勢を正せばいいのだが、もうこれは宿痾と諦め、治療によって劣化の曲がり角を防ぐ以外ないと考えていた。

頼みの綱が閉院。

そこで頼りにしていたのが、私がかつて勤めていた「横浜天王町カイロプラクティック」だった。

昨年の10月末ごろ掃除機のコンセントを抜こうとかがんだ瞬間、あの「やばい瞬間」が訪れ、早いとこ先生のとこに行こうと予約を入れようとした矢先、なんと閉院を知らせるメールを先に受け取った。

他の治療院に行くことも考えたが、壊されたらたまらないから、自分でなんとかするしかなくなった。

劣化を通り越して退化していた!

それでも姿勢改善はせずに、結局、腰の骨がズレたら自分で矯正し、体操で騙し騙しやっていた。

そんなある日、対処法の動画で「腰をそらして」と説明しながら実演している姿を見て愕然、本人は伸ばしているつもりの腰は全く伸びずに曲がっていた。

このままいけば今年の夏はネアンデルタール人まで退化し、50代には完全に猿人に退化しているだろう。

早く人間になりたい!

拘束力なき口先だけの注意と劣化した意識への精神論はどれだけ無駄な行為か患者さんを通して身にしみて痛感しているし、それは自分自身も例外ではないことも分かっている。

だが自分のこととなると「お大事にどうぞ」と言って笑顔でお帰り頂くわけにもいかない。

本人に変わるだけの意思力がないなら、環境を変え、強制的に足組とヘタレ姿勢ができないようにするしかない。凡人が習慣を変えるには環境自体を変えるしかない。

そこで最初は普通の作業机とスタンディングデスクのハイブリッドで試してたが、すでに立ち姿勢が猿人の状態だったのであまり長く立ってられないから、そのうち座っている時間の方が長くなり、元の木阿弥。

こうなったら足組とヘタレ姿勢では絶対に座れない環境を作るしかないと思い、至ったのがバランスボールだった。

今回ご紹介する商品「ウェルネスボール」

そこで座ることに特化したバランスボール界のロールスロイスと名高い、テクノジムの ウェルネスボール アクティブシッティング 直径55cm TECHNOGYM WELLNESS BALL ACTIVE SITTING 55㎝ を購入することにした。

この馬鹿高いバランスボールとドンキやスポーツ店売っている安物との違いは、本体が通常のものや廉価版のものより遥かに頑丈で、プラス座面のある本体を包むカバーが付いているとこ。

はっきりした違いはその程度で、あとは何が違うのか?と言われるとよくわからない。

元来ケチな自分としては、いきなり35640円もする馬鹿高いものを買うよりは、まず安いバランスボールに、カバーをかければよくねぇ?と思い、その誘惑と3日ほど格闘した。

しかし「ケチは高い金を払えばケチが作用して元を取るまでやめないだろうが、安いものなら舐めてかかり簡単にやめてしまう」というケチの習性を利用して初っ端から敢えて高いものを買った。

こんだけ高い金つぎ込んだのだから、とにかく使い倒し、死んだらボールを抱えて「屈葬」にしてもら覚悟で購入。

2ヶ月使用した効果。

そして2ヶ月近くボール座り続けてみた結果、予想通り足を組むことと、ヘタレ姿勢が物理的に出来なくなった。

そのおかげで、2時間以上座るとジンワリ重くなっていた腰が全く重くならなくなった。

座った時の違い「普通の椅子」

椅子で座っていると、どんなにいい姿勢でも重力が坐骨に集中する。図1

ヘタレ姿勢で座ると腰が曲がり骨盤が前に移動することで上半身の重量が腰に集中し、腰回りの筋肉が徐々に緊張して硬くなる。

さらに足など組もうものなら負荷が増し、より腰回りの張りが強くなる。

この状態で2時間も座ってから立ち上がると、最初の3分間は猿人歩行。

その後、進化の段階を辿るように徐々に時間をかけて直立歩行できるようになる。

こうして人類で過ごせる時間が短くなると、猿人歩行がデフォルトになる。

頭は人類だが姿勢は猿人というハイブリッド類人猿として50代を迎え、60代にはおそらく姿勢も脳も猿人になっているだろう。

座った時の違いバランスボール。

一方バランスボールに座ると上からかかる負荷が坐骨だけでなく足にも分散される。

ヘタレ姿勢で座ると骨盤後傾して前に移動することで重力は坐骨よりも足の方にかかる。

この状態で座ると足で体を支えるようになり、空気椅子のような状態になる。

そのため、長く座っていると足がだるくなり、パンパンになるが、腰回りへのダメージはあまりない。

また、その状態だと足が疲れて長く座ってられないので、足の筋肉をほぐす目的で徘徊のように歩き回るようになる。

歩き回ることで腰へのダメージはリセットされ、腰痛になることはない。

物理的に足が組めない環境と、ヘタレ姿勢で座っていると長く座っていられないので、強制的に座り姿勢が良くなる。

ここまでは思惑通りだった。

まさかの腰痛再発!

これでハッピーエンドと思ったら、倒したはずの敵が襲いかかってくるという、三流ホラー映画のプロットのように、再びあの「やばい瞬間」が襲ってきた。

バランスボール生活から1ヶ月半が過ぎようとしていた頃、すっかり腰痛から解放されたと思い、優雅にコーヒー豆を挽いてペーパーフィルターを取ろうと少し屈んだ瞬間、奴は牙を剥いた。

その時は裏切られたと思い「自分の腰痛は姿勢の改善程度ではどうにもならない域に達しているのか!」とも思ったが、実はバランスボール自体の問題ではなく座り方が問題だったことがわかった。

悪習は形を変えて復活する。

法改正してギャンブルや風俗を取り締まっても、人間の悪習までは変えることはできず、結果的に法の目を逃れて地下経済化するように、私の足組やヘタレ姿勢と言った悪習も違う形で復活していた。

1つは肘をついて体を支えていたこと。

この状態で座っていると体が前に傾き、ボールが後ろに移動してもバランスを保っていられる。

もう1つが足を机の「貫(ぬき)」に乗せて座っていたこと。

体が前に傾くとボールが後ろに移動するので、足が浮いてしまうが、地面よりも高い位置にある貫に足を載せることでその状態でも安定を保つことができる。

しかし、ボールが後ろへ移動することは腰が曲がり、さらに全ての負荷が腰に集中することになるので、結果的に普通の椅子にヘタレ姿勢で座っているのと変わりがない。

さらにバランスボールの空気がやや抜けていたこともあり、ボールの中心軸が後ろにズレていた。

当然この状態で座ればお尻は後ろに移動し腰が曲がる。さらに机に肘をつき、足を貫に置けばより腰が曲がり負荷は全て腰に集中する。

腰痛から解放されたと安心しきった頃から座り姿勢はチェックの目を逃れて徐々に劣化していき「ネオヘタレ姿勢」として復活していた。

まずボールに空気を入れ、とにかくその日は猿人の状態で歩き回るしかないと考え、北鎌倉から江ノ島まで歩くことになった。

これでひどい痛みは緩和された。

その後、肘をつかないように、足を貫に乗せないよう気をつけるようになると、翌日には立ち姿勢がだいぶ人類に近づき、その翌日には腰の張りは無くなっていた。

ウェルネスボールの良い点と悪い点。

私的にはバランスボールはお勧めできる商品であるが、とは言えバランスボールは腰痛予防に効果がある1つの手段でしかない。

当然万能では無いし、使う側の怠惰まで防いでくれるわけじゃない。

人は怠惰になると本来の目的を忘れて手段に依存するようになり、手段が目的化する。

例えるなら、うさを晴らすための手段としての酒が、手段に依存すると酒を飲むことが目的になるのと同じだ。

腰痛を防ぐつもりで買ったバランスボールがこれに座ることが目的となり、楽に座ろうと無意識のうちに机に肘をつき、足を貫に乗せて座るようになった結果、腰痛が再発した。

結局は使う側が目的を忘れ怠惰になるとバランスボールだろうが施術だろうが、いずれ効果は薄れ意味をなさなくなる。

おかげで腰痛が良くなる過程と腰痛を悪化させる過程を身をもって体感できた。

今後も元を取るまで座り倒してやるつもりだ。

このバランスボールに欠点があるとすれば、無駄に場所をとることだ。

球状だからどうやっても場所をとるし、球状だから上に何か置いたりできない。

座る以外に使い道がなく、そこがそのままデッドスペースになり、とにかく邪魔だ。

導入するからにはスペースを確保することと、置物にしないように使い倒すことをお勧めします。


ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。

院長は臨床経験16年。延5万人以上の実績!

マッサージや整骨院、病院では治りにくい腰痛や坐骨神経痛の他、股関節痛や膝関節痛など、辛い症状でお悩みの方は下記のコメント欄かFacebookやLineでお気軽に問い合わせください。

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藤田 和広

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藤田 和広

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