股関節痛と腰痛やお尻の張りとの関係

股関節の動きを助ける腰と骨盤の動き。

腰や骨盤の動きは股関節の可動域に影響するので、これらの動きが悪くなることで股関節が曲げづらくなります。

腰や骨盤の動きは股関節の動きに比べたら微々たるものですが、このわずかな動きが実は、股関節の動きを助け、関節の動きをスムーズにしています。

腰と骨盤の問題で生じる股関節痛。

例えば「しゃがむ動作」では股関節の屈曲に合わせて腰が屈曲し、骨盤が前傾します。

腰の屈曲は骨盤の前傾を助け、骨盤の前傾は股関節の屈曲に合わせて大腿骨を股関節の最適な位置に保つことで関節運動を滑らかにします。

腰と骨盤が股関節の屈曲に連動して動くことで股関節の可動域が広がり、運動はスムーズになります。

しかし、腰や骨盤が股関節と連動して動かなくなると、股関節に無理な力がかかり、腰や股関節の前側の筋肉が緊張し、股関節の可動域が制限されます。

この段階では「股関節を曲げずらい」「なんとなく股関節が引っかかる」といった違和感を感じる程度ですが、これが長期化すると、股関節を曲げた時に筋肉が股関節を圧迫して痛みを発する股関節痛になります。

現在、股関節の引っ掛かりや違和感を感じ、腰やお尻の筋肉が異常に張っている人、慢性腰痛を抱えている人は、股関節痛予防に当院で紹介している「股関節痛の対処法」と腰痛対策に腰痛や骨盤の歪みに効果がある「骨盤スクワット」をお試しください。

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藤田 和広

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