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スゴロク「サメポリー」を実写化して映画に | ・「松島トモ子 サメ遊戯」はボードゲームのプロモーション映画 ・松島トモ子の起用が決まり、長編映画化を決定 |
獲物じゃない主演だ!松島トモ子 | ・テレビ番組ロケで猛獣に噛まれた経験 ・動物に噛まれたことがある女優としてこの映画に最適 |
松島トモ子を取り巻く珍獣 | ・個性的なキャスト陣が出演 ・サメの声を担当する者も存在 |
バカ映画にあらすじなどいらぬ! | ・ストーリーが乱れたユーモラスな展開 ・松島トモ子が若返り、異空間で冒険する |
銀幕で松島トモ子を観る!それがすべて | ・多様な要素を含んだ70分間 ・松島トモ子の映画復帰を喜ぶ観客 |
松島トモ子、サメ映画で銀幕復帰!その名も「松島トモ子サメ遊戯」 ライオンとヒョウに噛まれたミネラル麦茶のおばちゃんで有名な「松島トモ子」が銀幕にカムバック!それも主演で彼女の名前がそのままタイトルの「松島トモ子サメ遊戯」
夕方から暇になったのをいいことに、治療院をさっさと閉めて渋谷まで観てきた。
現地に着くと結構な人が並んでいて、ほとんど女性だった。こんな映画をこんな若い女の子が観に来るのかと思いながらおっさんが並んでいると、それは隣のスクリーンで上映している「片思いの世界」だった。生涯片想いのおっさんに用はないと、慌てて隣のスクリーンに行くと中はガラガラ。全員、男で、ほぼオッサンだった。
この映画はそもそも「サメポリー」というサメを題材にしたモノポリータイプのボードゲームのプロモーション企画の目的で短編映画として製作される予定だったが、「松島トモ子を起用して短編映画に撮るんじゃない」という声があり、長編映画化が決定した。
監督は『いかレスラー』『日本以外全部沈没』『地球防衛未亡人』などのB級映画でカルト的人気を誇る河崎実。脚本は「野球どアホウ未亡人」の小野峻志と河崎実による共同執筆。
そして主演は1986年、テレビ番組のロケでケニアを訪れた際にライオンに全身を何十か所も噛まれ、さらにその10日後にはヒョウに第四頸椎を噛まれるという二度の猛獣襲撃を受けながらも奇跡的に生還した。世界広しとはいえ
。この手のジャンル(そんなジャンルがあるのかわからぬが)の映画にはもうこの人しかいない!奇跡の女優「松島トモ子」
松島トモ子の周りを固める脇役も知ってる人は知っている、知らない人にとっては今後の人生でお目にかかることはほとんどない珍獣ぞろい。岩井ジョニ男(イワイガワ)、ゆうぞう、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)といった芸人の他に、サメ映画好きで知られる声優の戸松遥や、アニメ・特撮オタクでもある格闘家のジョシュ・バーネット、ヒョウ柄のおばちゃんで有名なホラー作家の岩井志麻子の他、輪湖チロルらが出演し、サメとライオンの声を「ウクレレエイジ」が担当している。
バカが集まってバカな映画を作って、バカが観るための映画にストーリーなんて必要か?
ただ、着ぐるみの3種類のサメの他、松島トモ子に因縁のあるライオンやヒョウも着ぐるみやヒョウ柄の服で登場。そんな二足歩行のサメやライオンやヒョウが松島トモ子をひたすら追いまわし、シバキ合う。それだけ、ストーリーもへったくれもない。
それでもストーリーを知っておきたいという人のために以下にあらすじを書いておきます。意味ないと思うが・・・。
以下あらすじ。
松島トモ子本人がインタビューを受けた後、街を歩いていると突然気を失い、目覚めると不思議な空間に閉じ込められるところから物語が始まる。閉じ込められた空間で目の前に現れたサイコロを振ると、松島は別の空間に移動し若返る。そして突如現れたサメに襲われ、必死に逃げる展開に。
サイコロを振り、空間を移動するたびに、松島トモ子は”ヤングトモ子”や”チャイルドトモ子”に変身。わけのわからないキャラクターたちと一緒にサメと激闘を繰り広げる。
舞台はどこか不気味な屋敷。まるでブルース・リーの『死亡遊戯』を思わせるような異空間の部屋で、サイコロに運命を委ねながら進むスゴロクサバイバル。進むたびに襲い掛かるサメやら過去に噛まれたライオンやヒョウから逃げ、時に武器を手に戦い、双六のゴールを目指す。そこで待ち受ける笑劇の真実。
サメと松島トモ子を中心に、アクションありホラーあり、ラブロマンスあり、コメディーあり、歌あり?(権利の都合で音声はない)とまるでインド映画のようなジャンルの全部載せのストーリー展開にあっという間に70分が過ぎていく。結局何がどうなったのか私にはかわからないが、とにかく松島トモ子が銀幕にカムバックできてよかったと喜んだ。
松島トモ子がサメに向かって「エイッ」「ヤー」と拳や斬撃を振るうシーンが観れただけで渋谷まで来てよかったと思った。
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