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ゲガや病気などを抜かせば、膝関節痛の主な原因は、膝に負担がかかる普段の「悪い立ち姿勢」が原因です。 悪い立ち姿勢とは主に体が前に傾いた「前傾姿勢」と横に傾いた「側屈」です。
今回は、「悪い立ち姿勢」のうち「前傾姿勢」について詳しく説明します。
膝に負担をかける「立ち姿勢」とは主に「前傾姿勢」と「体の傾き」です。これらの姿勢は重心が偏るため膝にも偏った力が加わり、関節を痛めつけます。
前傾姿勢になると下の図のように、土踏まず周辺にある重心が指の付け根あたりに移動して体が前に傾きます。そして、体が前に傾きすぎないように脹脛の筋肉と腰の筋肉が緊張して体を支えます。
図※エンタプライズ出版より「脊椎リハビリテーション」より抜粋。
脹脛の筋肉の緊張は、膝の骨(脛骨)を後ろへ引っ張り、膝関節は反り返り(過伸展)突っ張ります。
膝が突っ張った状態で歩くことで、膝関節による緩衝作用が働かないので膝への負担が増大します。
さらに腰の筋肉の緊張により腰の柔軟性は失われ、腰が担う免震装置としての働きが果たせなくなります。
腰は建物と土台をつなぐ免震装置のように柔軟に動くことができます。この働きにより、上半身の揺れと負荷や下半身の揺れや衝撃を逃す事ができますが、腰の動きが制限されると逃すことが出来なくなります。そのため、動きが少なく負担を逃すことが出来ない平面構造の膝関節へ負担が集中します。
このように前傾姿勢は脹脛や腰の筋肉が緊張させ、膝へ負担が集中する状態を作ります。そのまま歩き続けることで、長い年月かけて半月板がすり減り、関節を変形させます。
人間は年をとるとバランス感覚が悪くなり、後方転倒を避けるために姿勢はだんだん前傾になりますが、ヒールを履く女性の場合は20代前半あたりから前傾姿勢になり、そして30代後半で膝関節痛を患う可能性が非常に高くなります。30代で膝関節痛になると40代はプールでウォーキングに励むことになります。
そうならないようにヒールを履いて歩くときはモデルのように背筋を伸ばして大股で歩きましょう。
前傾姿勢を改善するのはとても大変ですが、前傾姿勢による膝の痛みを緩和する方法はあります。その「安直な対処法」を紹介します。主に以下のような人に特に効果があります。
やり方は簡単です。ご自宅に下の図のようなストレッチボードがあればそれに乗り、背筋を伸ばして立つだけです。
そのとき、お尻を突き出したり、前傾になったりしないよう、背筋を伸ばして立ってください。脹脛がちぎれるような痛みがあるかもしれませんが我慢して一分間ストレッチボードの上に立ち、脹脛を伸ばします。
ストレッチボードがない場合は、雑誌を重ねて、そこにつま先を乗せてストレッチボードと同じ要領で立ちます。
痛くて しゃがめなかった人が、これだけで痛いけどしゃがめる程度に回復しますと思います。ぜひ試してください。
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