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硬く張った筋肉を、ストレッチで伸ばせば柔らかくなると思い込んでいる人は多いと思います。
しかし同じ筋肉の張りでも、実はバリエーションは様々で、ザックリ分けるとすれば、「激しい運動」で生じる筋肉の張りと、座り仕事や立ち仕事など「同じ姿勢を維持する」ことで生じる筋肉の張りの二つに分けられます。
そしてストレッチの効果があるのは前者で、主な対象はアスリートです。
一方、後者はストレッチをやると逆に筋肉や関節を痛めます。 主な対象は、普段ほとんど体を動かさず、せいぜい週末に仲間とフットサルに興じたり、ジムに通う程度の一般人です。
アスリートの筋肉の「張り」と一般人の筋肉の「張り」は同じ「張り」でも全く別物。
今回はアスリートと一般人の「筋肉の張りの違い」と、「なぜ一般人がストレッチする壊れるのか?」その理由を詳しく解説致します。
筋肉の張りには、アスリートのように目的を持った激しい運動をする人に生じる「筋肉の張り」と、「事務仕事」や「立ち仕事」のような長時間同じ姿勢で作業している人に多い「筋肉の張り」の二つに分けられます。
前者の「筋肉の張り」は主にアスリートが多く、重いものを持つ、ボールを投げるなど、目的の運動を遂行するために脳から「筋肉を収縮するように」指令が伝達されて筋肉が収縮します。
このような運動を繰り返したことで生じる筋肉の張りは、ストレッチすることで筋肉の無駄な収縮が脳に伝えられ、脳からフィードバックされて筋肉が緩みます。
ただし、プロの指導を受けた正しいストレッチであることと、ストレッチをやる人の筋感覚の感度が高いことが条件です。自分勝手なストレッチを筋感覚が鈍い人がやれば、確実に壊れます。
筋感覚の鈍い人がストレッチをすればどうなるか?その辺についてはこちらをご覧ください。→ストレッチで腰痛が悪化!原因はアスリートと一般人の筋肉の違い。
一方、後者は、姿勢を維持するための反射運動によって生じた「筋肉の張り」です。これは体の傾きによって筋肉が引っ張られると、反射的に筋肉が収縮して姿勢を補正します。この状態が長く続いて筋肉に張りが生じます。ビジネスマンやOLさんの腰の張りなどがこれです。
このように筋肉が伸ばされて反射的に収縮している場合は、ストレッチをすると、逆に筋肉がより伸ばされることで強く収縮て張りが増します。
特に、猫背など姿勢が悪い人は、頭や肩が正しい姿勢の人よりも前に出ているため、腰や肩の筋肉がより伸ばされて収縮し、筋肉の張りが強くなります。
姿勢が悪い人がストレッチで筋肉を伸ばすと、一時的に筋肉が緩んでも後で余計に張りが強くなります。
ストレッチで腰痛を悪化させる人は、ストレッチで一時的に張りが改善しても再び強く筋肉が張ります。すると筋肉を緩めようとまたストレッチを行い、また張りが強くなる。それを何度も繰り返し結果的に筋肉や関節を痛めて「ぎっくり腰」になります。
アスリートの筋肉の張りと一般人の肩こりや腰痛で生じる筋肉の張りは、同じ筋肉の張りでも全く別物です。なのでアスリートの真似をしてストレッチをやれば確実に壊れます。
また、ストレッチを一般人向けにゆるくやっても意味がありません。
そもそも、伸ばされ筋肉が反射的に収縮した結果生じた張りなので、ストレッチして緩めようとすること自体がナンセンスです。そんなことすればより収縮して硬くなるだけなのでやめましょう。
生兵法は怪我の元です。あなたはアスリートではありません。諦めて地道にウォーキングに励みましょう。
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