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口を開けたり、硬い物を噛んだときに、音がなったり、痛みが出る「顎の痛み」。
このような顎の痛みは噛み合わせの不具合が原因と言われています。
そのため、治療法も噛み合わせを最適にするために「歯を削る」または「歯列矯正」が中心に行われています。
しかし、噛み合わせ直したところでなかなか良くならないのが現状。
実は、噛み合わせというのは姿勢の影響で簡単に変わってしまいます。
また、噛み合わせを弄ることで姿勢も変わってしまいます。
歯を削ると、その時は噛み合わせがピッタリするが、すぐにまた噛み合わせが悪くなることが度々起こります。
このような場合は、噛み合わせを合わせても姿勢が変わることが原因で生じます。
姿勢が変わると同時に頭の位置が変わり、上の歯と下の歯がズレて噛み合わせが合わなくなるなります。
特に猫背は、顎に対して頭が前に出る「前方頭位」になることで噛み合わせをダイレクトに狂わせ、食いしばりや顎の痛みの原因になります。
猫背になると図1のように背骨が曲がり頭が前に移動します。
図1「前方頭位」
頭が前に出ると頭を支える構造が骨構造の頚椎から首の筋肉に変わり、筋肉への負担が激増します。
重たい頭を首の筋肉だけでは支えきれないので、顎を強く噛みしめることで頭を支えます。
顎を強く噛みしめると顎の強靭な筋肉で首と頭を固定出来るので、頭が支えやすくなります。
しかしこれを長く続けていると噛む筋肉(特に内側翼突筋)が慢性的に緊張するため、今度は顎が開けづらくなります。
顎のエラが張っている部分を押してみて痛みがある場合は、顎を強く噛み締めて、内側翼突筋が緊張している証拠です。図2
図2
ずっと噛み締めていると顎関節の関節円板が慢性的に圧迫されます。
特に、関節円板には血管や脂肪組織や感覚神経が豊富に存在し、関節円板が圧迫されるとことで血流が阻害され栄養がいかなくなり、関節円板が劣化します。
関節円板の劣化が進むと次第に関節面の滑らかさが失われ、口を開け閉めするたびに関節円板と顎骨との間で摩擦が生じ、「ゴキッ」という音が鳴ります。
その状態が長引くと関節円板に炎症が生じて痛み出し、最後は口を開けることすらできなくなります。
このように噛み合わせは姿勢の影響を強く受けます。なので噛み合わせを合わせるために歯を削っても、噛み合わせがすぐに合わなくなるので効果はありません。
歯を削るよりもリスクがほとんどない姿勢から直すことをお勧めします。
歯を削ることは、日常的に行われていますが、あれはとてもリスキーなことです。
まず、歯は一度削ったら元には戻りません。たとえ、盛って高さを合わせたとしても、歯は髪の毛一本すら識別できるほどの優れた感覚器でもあるので、感覚のないセメントで高さを合わせても、歯の代わりにはなりません。
下手なことをすると、感覚が大きく変わったことからストレスで「食いしばり」や「歯ぎしり」が生じることもあります。
そうなると症状を悪化させるだけなので、歯を削る前に、まず姿勢を直しましょう。
自力で治すのが難しい人はカイロプラクティックの施術で背骨のゆがみをとることをお勧めします。
また当院で紹介してる猫背を治すための体操は、頭が前に出る「前方頭位」を修正し「猫背」を改善させる体操ですので、顎関節症の改善にも有効です。
ぜひこちらからお試しください。→猫背を治し、肩こりを解消する「肩こりの対処法」
ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
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