目次
〈顎関節症の経緯〉
二日前から食べようとすると左顎が痛くて噛めない。 左顎は10年前からガクガクする症状があったが、特別痛みはなかった。
二週間前から左顎が痛むようになり、二日前から噛むと左顎に鋭い痛みが走るようになる。
<めまいと耳鳴り>
顎がガクガク鳴り出した10年前と5年前にめまい(回転性)と「ボーッ」という耳鳴りがあった。
<頭痛>
ここ2−3年は月に1−2回ほど目の奥が痛くなる頭痛が生じる。痛みの質は下を向くと血管の拍動のようにドクンドクン痛む「拍動痛」。
この方の顎関節症は悪い姿勢のせいで頭が前に出て、さらに頭が右に傾くことによって生じた食いしばりが原因です。
この頭の傾きの大元の原因は体の右傾斜と、骨盤と右の股関節の捻れです。
大元の原因である骨盤と右の股関節の捻れを矯正し、同時に頭の傾きや顎の開閉や頭痛の直接の原因である上部頚椎のズレ(C1とC2)を矯正します。
その日の施術で口を閉じた時の痛みはほぼ解消されましたが、大きく口を開けると音が鳴ったり、開けづらさが残ります。
2回で開けづらさが幾らか解消!
3回目以降は、朝方強張っていた顎周りの緊張がなくなる。
そして口の開け閉めでの痛みはなくなるが、まだ開閉時の音だけがなる。 顎の音は関節軟骨が傷ついていることが原因ですので、徐々に回復するのを待つ以外にありませんが、口の開け閉めの際に生じる痛みや違和感は短い期間で改善するでしょう。
頭が右に傾くと右で噛む癖がつきます。また右で噛んでいると頭が右に傾き、上部頚椎が左側にズレます。さらに頭が前に出ると顎を食いしばることで前に出た頭を支えるようになります。
この方の場合は、頭が右に傾き、さらに頭が前に出ているので、右の片噛みと右の奥歯での食いしばりが生じます。
片噛みや食いしばりの癖があると、噛んでいる側の顎が開けづらくなるため、口を開けると食いしばっている側に顎がズレます。
この方の場合、口を開けると右に顎がズレ、右にズレる分だけ左側の顎関節が余計に開くために、左顎の関節に負担がかかりが建てつけの悪い開き戸の様に不安定になります。
これを何千回、何万回と繰り返されることで左の顎関節がグラグラになり、さらに関節内の関節円板が傷ついて音がなるようになります。それが限界に達すると痛みが発します。
また、顎関節は平衡感覚を司る三半規管や音を伝える蝸牛などと位置的にも近く、発生学的にも同じでなので、顎関節に問題が生じると眩暈や耳鳴りなどがよく生じます。
この方が眩暈や耳鳴りがしだした時期と顎がガクガクする様になった時期が大体同時期なので、眩暈や耳鳴りは恐らく顎関節症が原因でしょう。
この方の顎関節痛は頭の傾きが原因で生じた食いしばりが原因なので、頭の傾きを修正する体操を指導しました。
この体操は肩こりの予防にもなり、やり方はこちらで紹介しています。→猫背を治し、肩こりを解消する「肩こりの対処法」
この体操には頭が前に出ている人用に「前方頭位の修正法」と頭が傾いている人用の「側方頭位の修正法」の2種類ございますので、該当するものを選んでお試しください。
ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
院長は臨床経験15年。延5万人以上の実績!
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