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じっとしていると肩甲骨と背骨の間や、首が張ってくる。時々、寝違えたように首が痛くなり頭痛がする。
このような背中や首の張りや痛みは、マウスを多用するSEやプログラマーのように肩や腕をほとんど動かさず、肩甲骨を同じ位置に維持して作業している人によくある症状です。
この手の肩や背中の張りや痛みは、肩甲骨を背骨側に引き寄せる「菱形筋」や肩甲骨を上へ引っ張る「肩甲挙筋」や「僧帽筋」が緊張することで生じます。図1
図1
これらの筋肉は肩甲骨を上に引っ張り、そして背骨側に引き寄せます。
そしてこれらの筋肉は、肩甲骨が腕の動きに応じて最適な位置に来るように誘導し、腕や肩のスムーズな腕の動きを助けます。
特に、腕を肩より上に上げる(90度以上の上腕外転)時に腕がスムーズに上がるように肩甲骨を誘導します。
このように肩甲挙筋などは、肩や腕を大きく動かす時に働きます。
しかし、腕や肩をほとんど動かさない生活が続くと、これらの筋肉は衰え肩甲骨を支えることが出来ず、腕に引っ張られて肩甲骨が下に下がり、背骨から遠ざかります。
そのうちに胸側についている筋肉が緊張して肩甲骨を前に引っ張り「巻き肩」になります。さらに、背骨が曲がると猫背になります。
このような背中や首の張りは、腕や肩を動かさない生活が原因で生じているので、まずは、日頃から肩や腕を動かすように習慣付けましょう。
ただ、腕だけを回してもほとんど効果がありません。動かす時は上腕だけでなく鎖骨と肩甲骨も一緒に動かすように意識しましょう。
その他、下記に効果のあるストレッチや体操を紹介していますので、そちらを参考にしてください。
背中や首の張りをほぐそうと肩甲挙筋や菱形筋や僧帽筋をストレッチする人がいますが、これらの筋肉は牽引されて収縮しているので、ストレッチで引っ張ると余計に筋肉が引き伸ばされてしまうので、確実に張りや痛みを悪化させます。
ストレッチをするなら背中側の筋肉ではなく胸側に付く「小胸筋」をストレッチするのがオススメです。
小胸筋のストレッチは痛む側の腕を120度ほど外転させ、その状態で手のひらを壁に押し当て、腕を伸ばします。
この時に肘は伸ばしきってください。
そのまま、体を僅かに腕を押し当てている腕とは反対側に僅かに捻ります。(右腕なら左に体を捻ります)
体を捻る時は反動をつけたり、無理に伸ばそうと無理やり体を捻らないで下さい。
ゆっくり少しずつ体を捻り、小胸筋にテンションが加わったら、そのまま止めてゆっくり伸ばします。
肩甲骨がずれる人は、だいたい猫背の人も多いので猫背を治すための体操をすると肩甲骨のズレも改善し、首や背中の痛みも緩和されます。
そこで、自分で猫背を改善するための簡単な体操を紹介します。
家でやれる方法と職場でもできる方法を紹介していますので是非こちらのページをご覧ください。→猫背を治し、肩こりを解消する「肩こりの対処法」
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