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手をついたり、手首をそらしたときに、手の甲が痛む。
このような痛みは、主に長時間パソコンのキーを入力したり、マウスを操作することが多い人に多く発症し、手首を反らすと中指の付け根あたり(図1参照)に痛みを発します。
図1
パソコンでのキー入力やマウス操作は手のひらを下に向け(前腕回内)、手首をにやや反らし、指を曲げてキー入力したりマウスを握ります。そしてそのような姿勢を長時間維持します。図2
図2
長時間この状態が続くと、手首の関節を構成する手根骨がズレて手の甲付近に痛みが生じます。
手首の関節を構成する手根骨とは石ころのような8つの骨で構成された(図3)アーチ構造をしています(図4)。
パソコンのキー入力やマウス操作のように手首を回内させて反らす姿勢を長時間維持していると、前腕の骨と関節している手根骨が形成するアーチ構造が広がります。(図4)
図4
そしてアーチが広がること、アーチの天井部分が崩れ、天井部分を構成している手根骨(月状骨)が手のひら側にズレます。(図5)
図5
さらに指を曲げると指の骨と関節する手根骨(主に有橈骨 図6)が盛り上がり手の甲側へとズレます。
このように手根骨が互いに反対方向にズレることで手首を反らした時に中指の付け根付近に痛みが生じます。
この対処法は手の甲側にズレた有頭骨と、手のひら側にズレた舟状骨をそれぞれ圧迫し、正しい位置に戻すための体操です。
有頭骨と舟状骨が正しい位置に収まる事で関節可動域を正常にし、痛みを抑えます。 道具も、パートナーも特別な技術も必要ないので、一人でどこでもやれます。
①手の甲側にズレた有頭骨を親指でしっかり抑えます。
図5参照 有頭骨は中指に沿って触ると棒状の骨である第3中手骨の根元にあります。
図5
②親指で有頭骨を抑えたら、人差し指で舟状骨を抑えます。
図6参照 舟状骨は親指の根元にある手首に近くにあります。 舟状骨は動かないように固定してください。
図6
③有頭骨と舟状骨を抑えたら軽く手首を反らし、図7のように指を伸ばします。
図7
④そのまま拳を握ります。(図8)
図8
⑤あとは、そのままグーパーを5〜10回繰り返してください。
以上です。
簡単で、一人で、どこでもやれますので、是非お試しください。
ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
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