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春が近づくと厄介なのが花粉症。そしてこの花粉症の季節に多いのが腰痛やぎっくり腰です。
花粉症の季節になると鼻がムズムズしてクシャミが出ますが、かと言ってそこらで無神経にクシャミをするわけにはいきません。
くしゃみが出そうになるのを堪えながらクシャミをすると、横隔膜の緊張と腹圧の上昇によって、横隔膜の後ろ側にある筋肉を痛めたり、横隔膜周囲の椎骨(胸椎の11番や12番や腰椎の1番)の関節がズレたり、下手するとクシャミによる強い力によって椎間板ヘルニアになることもあります。(図1参照)
この手の腰痛やぎっくり腰は座り仕事のせいで生じる腰痛のように骨盤やお尻に痛みが出るのではなく(図2)、横隔膜の裏あたりから腰にかけて痛みが生じます。(図2)
そして腹圧が高まる動作(例えばクシャミ、笑う、力む)で痛みが増加し、寝ている以外に楽な姿勢がないという厄介な腰痛になります。
クシャミで腰痛やぎっくり腰になっている方は、とにかく患部を冷やし、腰の部分をコルセットなどでしっかり固定しましょう。
正しい腰の冷やし方やコルセットの効果的な巻き方はこちらのページで紹介してますので、是非参考にしてください。→痛い!動けない!ギックリ腰の対処法。
クシャミで腰痛やギックリ腰にならないように「クシャミに対する対処法」を簡単に紹介いたします。
クシャミをする時にちょっと体制を変えたり手を添えるだけで腰に対する負担は大きく軽減されます。くしゃみが出そうになったら以下のことを実践してみてください。
①クシャミをする時は片足を半歩前に出す。
クシャミをするときに両足が左右横に並んでいると、体が大きく前かがみになった時に横隔膜周囲の筋肉で体を支えることになるため、腰や背中に負担がかかります。さらに腹圧も一気に高まることにより筋肉を痛めたり関節がずれたりします。
しかし、片足を前に半歩出すと、前に出した足で体を支えることができるため、腰や背中への負担がぐっと軽減され、ぎっくり腰や腰痛のクシャミによる悪化を防ぐことができます。
②足を半歩前に出した状態で手を膝に添えて体を支える。
クシャミをしているときの横隔膜や腰や背中の筋肉はクシャミをするために腹圧を高めると同時に、立位を維持しなければならないので、無駄に緊張します。
しかし、足を半歩前に出した状態でさらに手を膝に添えることで、腰や背中の筋肉に頼ることなく体を前から支えることができます。そして横隔膜や背中の筋肉は体を支えるという仕事から解放され、クシャミをすることだけに専念できるようになり、無駄な緊張からも解放されます。その結果、背中や腰の筋肉への負担は減り腰痛やぎっくり腰を防ぐことができます。
この春、花粉症だけでも厄介なのに腰痛やギックリ腰にもなったら、それこそ泣きっ面に蜂です。そうならないようにクシャミをする時は上記の2つの対処法を守ってこの春を乗り切りましょう!
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