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ギックリ腰は身体の認知症?!

衰えるのは筋力ではなく身体認知。

ぎっくり腰の原因と腹筋や背筋などの筋力の衰えは、ほとんど関係ありません。なので腹筋や背筋を鍛えて腰を補強してもマッチョになるだけで、あまりギックリ腰の予防にはなりません。

この腹筋や背筋は随意筋という筋肉で、意識して使うことで力を発揮する筋肉です。

しかしギックリ腰の殆どが、重たいものを持った時よりはむしろ、床にある物を取ろうと腰をかがめた瞬間や、顔を洗おうと腰をかがめた瞬間など、重量とは関係のない何気ない動作で生じます。

このような急な姿勢の変化や、不意な動作と言った運動は、重たいものを持つ時のように意識的に筋力を使う随意的な運動ではありません。

筋力を意識せずに行われる不随意的な運動です。このような場合、腹筋や背筋のような随意筋は都合よく筋肉を収縮させ腰を補強出来ないので、ぎっくり腰の予防にはなりません。

つまり急な姿勢の変化や不意な動作で生じる「ギックリ腰」は筋力の衰えとは関係ありません。

衰えるのは筋力ではありません。実は筋肉を支配する「脳」が衰えることが原因でギックリ腰になります。

脳が衰えると筋肉の緊張度合いや関節の角度などの感覚情報を認知する能力が衰えます。

このような身体の状態を認知することを「身体認知」と言います。

脳が衰えるとこの「身体認知」が衰えます。「身体認知」が衰えると姿勢の変化や不意な動作に体が対応しきれなくなります。

そして、筋緊張をコントロール出来ずに、腰の筋肉が異常に緊張して硬くなり、激痛とともにギックリ腰を発症させます。

ギックリ腰はこの「身体認知」が衰えることで生じる、「身体の認知症」と言えるでしょう。

「身体認知」とは?

脳には、関節の角度や筋肉の緊張や頭の位置などの姿勢を維持するために必要な様々な感覚信号が送られ、それらの膨大な量の感覚信号を処理し、現状の姿勢を「認知」します。

そして刻々と変化する動きに対応するために筋肉に指令を出し、筋肉を収縮させ関節を動かして最適な姿勢をとります。

こうして、急な姿勢の変化や不意な動作に対して、姿勢を維持し、運動の変化に備えることができます。それは、脳が現状の体の状態や姿勢をモニターし、認知しているからできることです。

しかし、脳の機能が衰えると、姿勢に関する関節や筋肉などから送られてくる情報が処理しきれず、いい加減な「身体認知」になります。

いい加減な身体認知では不意な動作や急な姿勢の変化などに対応しきれず、適切な姿勢をとることができなくなります。

ギックリ腰と身体認知の関係。

例えば床の物を拾おうと、腰を屈る動作の場合、本来なら前に倒れる上半身を支えるために腰の筋肉よりもはるかに大きな足の筋肉やお尻の筋肉を動員させ、踏ん張ることで腰への負担を最小限に抑えます。

しかし脳が衰えると、しっかり「身体認知」されずに行動に移るために、足やお尻の筋肉が力を発揮する前に腰を屈めてしまい、そのせいで腰の骨である腰椎に負担が集中します。

そして急激な負荷に腰椎周りの筋肉が過剰に反応し、腰椎を守るために反射的に腰椎周囲の筋肉を緊張させて上半身が前に倒れないようにします。

こうして腰椎に負担が集中するのを防ぎますが、腰の筋肉が異常に緊張し、同時に激痛も伴って「ぎっくり腰」になります。

このように「身体認知」が衰えることが原因で不意な動作に対応しきれず「ぎっくり腰」になります。

身体の認知症の予防法。

頭を使わないとドンドン「ボケ(認知症)」ていくのと同じように、この身体認知も座りっぱなしや立ちっぱなしなど、姿勢の変化がない「同じ姿勢」をとっていると確実に劣化します。

同じ姿勢は感覚情報からの変化がほとんどないので身体認知が劣化し、姿勢を制御する必要性が最小限になります。

すると環境や姿勢の変化に脳が対応できなくなり、姿勢の制御が反射的になります。

そのような状況で不意に体を屈めたりすると、よく動き肋骨の支えがない首や腰に負担が集中し、首や腰を反射的に守るために反射的に筋肉を緊張させて「寝違え」や「ぎっくり腰」が生じます。

このような「身体の認知症」を防ぐ場合は筋トレでいくら筋力を鍛えてもダメで、バランスボールに座るなどのバランス感覚を鍛える運動が最適です。

このような運動は不安定な状態で姿勢を維持しなくてはならないので、高度な身体認知能力が必要になります。

不安定な状況に身を晒すことで「身体認知」が鍛えられ、あらゆる動きや姿勢の変化に対応できるようになります。そして結果的に不意な動作による「ギックリ腰」になるのを防ぐことができます。

また、座りっぱなしや、足を組んで座るなどの悪い姿勢によって背骨や骨盤に歪みがあると、身体認知が劣化し、結果的にギックリ腰を発症させる原因となります。

その場合は、まずカイロプラクティックで背骨のズレや骨盤の歪みを正しい位置に矯正しましょう。その上でバランスボールなどのトレーニングをすると効果的です。

筋力を鍛えるのも結構ですが、並行してバランス感覚のトレーニングやカイロプラクティックの施術で「身体の認知症」を防ぎ「ギックリ腰」を防ぎましょう。

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藤田 和広

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藤田 和広

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