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毎年、花粉の季節になると増える「腰痛」や「首の痛み」や「肋骨の痛み」を訴えて来院される患者さん。
別々の症状ですが、よくよく調べると、どれも花粉症によるクシャミが原因で発症しています。
それも思いっきりクシャミをする場合より、むしろ我慢して抑える方が発症させやすく、痛みが強くなる傾向があります。
クシャミがきっかけで腰やら首やら肋骨を痛める人を、かれこれ10年以上観察してきて分かったことは、このような症状はクシャミを我慢したときの動作や姿勢によって変るようです。
その動作や姿勢と症状の関係を大まかに分けると、だいたい以下のような三つパターンに分かれます。
クシャミを我慢した時の動作や姿勢と症状との関係を以下で詳しく説明します。
もともとクシャミや前屈みはギックリ腰の原因としてよく知られています。
膝や股関節を曲げず、不用意に体幹だけ前屈させると、腰回りの非常に弱い筋肉に上半身の重量が集中し、それにクシャミによる衝撃が加わる事で腰の筋肉が急激に緊張します。
さらに前屈みの状態でクシャミをすると、横隔膜が緊張して腹圧が急激に高まり、クシャミを我慢すればさらに筋肉の緊張と腹圧が高まりることで腰回りの筋肉を痛め、腰痛やぎっくり腰が生じます。
クシャミで腰痛になりやすい人は、クシャミをする時に膝を曲げるか、どちらかの足を半歩前に出すことで腰にかかる負担を減らすことができます。
クシャミは大きく息を吸う「吸気」と吸った息を一気に放出する「呼気」の2段階の動作が生じます。
この「吸気」の段階を抑えようとすると、噛む筋肉を緊張させて口が開くのを抑え、そのせいで首や顎の筋肉が強く張り、さらに「吸気」を抑えるために「吸気」に関わる下部頚椎から上部に肋骨に斜角筋などが強く張ります。
こうして首の上部と下部の筋肉が強く張り、痛みが生じます。
体を捻った状態でクシャミを我慢すると、体を捻ることで、肋骨や肋骨周りの筋肉を包んでいる胸膜が捻じられて引っ張られます。
膜が引っ張られた状態で、クシャミで肋骨が急に動いたり、腹圧が高まると、胸膜が急激に引っ張られて痛めます。
多くは捻った側とは逆側の下部肋骨あたりに痛みが生じます。
右に捻れば左の肋骨下部に痛みが出る傾向があります。
クシャミは体から異物を吐き出すための生理現象なので、我慢せず、周りには迷惑でも出し切った方が体のためです。
下手に我慢すると上記の症状だけでなく、最悪、死に至る場合もございます。
例えば口を完全に塞いでクシャミをしたことで、耳抜きのように喉から耳に抜ける耳管咽頭口から空気や唾液が流れ込み、耳が歯周病菌や食べかすなどで感染症を起こして中耳炎になったり、クシャミの圧力で鼓膜が破れたりするケースもあります。
また、クシャミの際に急激に血圧や脳圧が上がり、さらに我慢することに血圧や脳圧の上昇に拍車をかけ、死に至ることもありますのでとても危険です。
マナーのために体を壊したり、死んでしまっては元も子もありません。
ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
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