Categories: 腰痛腰痛の症例

改善例:座り仕事に多い「お尻の痛み。」

お尻の痛みについて。

座っていると右のお尻や、太ももに張りや痛みを訴える30代女性の会社員が来院。図1

図1

2ヶ月前から長く座っていると右臀部や太ももの外側が張り、次第にお尻が痛くなる。

1週間前に出張で名古屋に行ったとき、打ち合わせで入った喫茶店で低いソファーチェアーに座り、1時間ほど打ち合わせをしていたら右のお尻が痛くなり、しばらく立ち上がれなくなった。

その日からますます痛みが強くなり、翌日耐えられなくなり現地の整体に行ったら「右の骨盤が開いている」と言われ、施術を受けたら良くなった。

しかし帰りの新幹線で座っているうちに右の尻が痛くなる。

現在は出張中ほど痛くはないが、長く座ると痛み、座ってから立ち上がろうとすると、右のお尻が痛くてなかなか立ち上がれなくなる。

痛そうに立ち上がる姿を見ていた会社の先輩に当院を紹介され、来院。

お尻の痛みの原因は足組とストレッチ。

問診中にこの方の座り姿勢を観察すると、前かがみで腰が曲がり、上半身は右に傾いた姿勢で座っていました。

このように前屈みで上半身が右に傾いている姿勢は、普段は右足を上に足を組んで座っている人に多いので、それを確認すると案の定、普段から右足を上に足を組んでいました。

右足を上にして足を組むと右の坐骨が浮いて右の坐骨が開きます。右の坐骨が開くと骨盤の関節「右の仙腸関節」が歪んで不安定になるので、これを支えるために右のお尻の筋肉が緊張します。

また、お尻の張りや痛みの元である「中殿筋・大臀筋・小臀筋」というお尻の筋肉は、座位や股関節屈曲位で張り、屈曲が90度に近づくほど緊張が強くなります。

図2

そのため喫茶店のソファーチェアーのような低い椅子に座ると、股関節の屈曲が90度に近づき、緊張が強くなります。

股関節の屈曲が90度を越えるとお尻の筋肉の張りは徐々に緩むので、筋肉の緊張を軽減させるために足を組んだり、体を前傾させて股関節を90度以上屈曲させます。

足を組めば一時的に緊張を軽減させる事ができますが、長くその姿勢を保っていると右の仙腸関節や右の股関節に歪みや捻れが生じ、右のお尻の筋肉はより緊張します。

さらに張ったお尻の筋肉を緩めようと素人が見よう見まねでストレッチをすると、右の仙腸関節や右の股関節はさらに不安定になり、結果的に症状を悪化させました。

この方は仰向けで寝転がって右足を屈曲し、右足を抱えて左へグイグイ倒してお尻の筋肉を伸ばすストレッチをやっていました。

このようなストレッチのせいで強く張ったお尻の筋肉、はほとんど伸ばされる事なく、代わりに伸ばしやすい右の股関節や仙腸関節が牽引されて不安定になります。

当のお尻の筋肉は強く緊張して不安定になった股関節や仙腸関節を支えます。そしてストレッチを繰り返しているうちに、関節はますます不安定になりお尻の筋肉は緊張を強めます。

つまり、この方の右のお尻の張りと痛みは、右足を上に組んで座っていることと、筋肉を緩めるためにやっていたストレッチが原因で生じました。

お尻の痛みの施術。

施術は歪んだ右の仙腸関節と捻れた右股関節を正しい位置に戻す手技を施し、これらを安定させることです。

そうする事でお尻の筋肉の張りを最小限に抑える事ができます。

同時に施術だけでは2−3日もすれば戻る可能性が高いので、「正しい座り姿勢」の指導と、骨盤の歪みや股関節の捩れを防ぐ体操の他、足を組みたくなった時にやると効果がある「座位で出来る体操」を指導しました。

こうする事で施術だけであとは自然治癒に任せるよりは、確実にいい状態を維持する事ができます。

上記の内容を週1の間隔で行い、4回目施術で、長く座っていても痛むことがなくなったので、終了しました。

現在は、お尻の痛みもなく2−3ヶ月に1回、当院でメンテナンスしています。

院長からのコメント。

お尻の筋肉は、前傾姿勢で腰を丸めて座る事で筋肉の走行が股関節を屈曲・内旋させる方向に変わります。

すると筋肉の走行と座った時に加わる負荷が同じ方向になることで、強く緊張します。

坐骨をまっすぐ立てるように座った場合では、股関節をやや伸展・外旋させる方向に筋肉の走行が変わります。

この場合、負荷は筋肉の走行よりもやや前方に加わるので、お尻の筋肉はほとんど緊張しません。

坐骨を立てて正しく座ればいいのですが、腰椎にズレがあったり骨盤に歪みがあるとそうもいかず、安直な「足を組む」という方法を選び、結果的に墓穴を掘る事になります。

今現在、座っているとお尻が痛み、足を組む癖がある人は、ひどくなる前に一度、当院にご相談ください。

ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
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藤田 和広

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藤田 和広

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