「二関節筋と単関節筋の役割と制御機能について」 投稿日: 2023年7月12日2023年7月12日 投稿者: 藤田 和広 二関節筋と単関節筋 筋肉は二関節筋と単関節筋に分けられます。 四肢の筋肉には二つの関節を跨ぐ二関節筋と一つの関節を跨ぐ単関節筋に分けられ、四肢は、一対の拮抗する二関節筋と、両端の関節にある二対の拮抗する単関節筋の六対の筋 […]
『直立二足歩行の人類史――人間を生き残らせた出来損ないの足』 投稿日: 2023年6月14日2023年6月14日 投稿者: 藤田 和広 『直立二足歩行の人類史』は古人類学者兼足と足首の専門家、ジェレミー・デシルヴァが人類の直立二足歩行の起源を詳細に探求しています。彼は「樹上仮説」を提唱し、人類が樹上生活から二足歩行を獲得し、サバンナでさらにそれを発展させたと説明します。彼の鋭い洞察による歩行パターンと下肢の構造の分析は、進化に興味がある読者やカイロプラクティック臨床に役立つ具体的な知見を提供します。この本はその価格以上の価値がお勧めの一冊です。
長いお別れ/ロング・グッバイ 投稿日: 2022年7月31日2022年8月1日 投稿者: 藤田 和広 14の時の私はこの小説にハマり、主人公のマーロウの仕草やニヒル言い回をマネ、マーロウ気取りで憎まれ口叩いていていた。その成れの果てが今の自分だ。 レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッバイ」は私が14の頃から時々手に取 […]
読書録:人体 失敗の進化史 投稿日: 2022年6月22日2022年6月22日 投稿者: 藤田 和広 問題の本質は問題の中ではなく、歴史という文脈の中に潜んでいる事が多いように、身体の問題である腰痛や肩こりの原因も医学ではなく進化という人体の歴史の中に潜んでいる事が多い。 本書は脊椎動物の体の原型(オリジン)と言える […]
読書録:「心臓を貫かれて」 投稿日: 2021年9月14日2021年9月15日 投稿者: 藤田 和広 著者:マイケル・ギルモア 訳者:村上春樹 この物語は暴力と恐怖に支配された著者マ イケルギルモアの家族を綴ったノンフィクシ ョン。家族は、支配的な父フランクとヒステ リー気質の母ベッシー、そして上からフラン クJr.、ゲ […]
読書:東京のヤミ市 投稿日: 2021年2月24日2021年2月24日 投稿者: 藤田 和広 不思議なもので、かつて「ヤミ市」だった場所にはいくら時間が経っても拭いきれない泥臭さと胡散臭さが漂う。私は天邪鬼のせいか世の中のスマート化とクール化に逆行するように、そうした街に何故か惹かれる。
「東京の異界 渋谷円山町」 投稿日: 2021年2月16日2021年2月17日 投稿者: 藤田 和広 渋谷は、女たちが現実から空想の姿に変身する街だ。 女子高生は派手なアクセサリーとメイク、金髪のウィッグをつけてギャルになる。 私服から着物に着替え、喜利家鈴子は円山町の芸者になる。 東電エリート女性社員はSHIBUYA1 […]
読書「次の東京オリンピックが来てしまう前に」 投稿日: 2021年2月8日2021年2月24日 投稿者: 藤田 和広 音楽家であり文筆家の菊地成孔が 2度目の東京五輪に浮かれ、騒ぎ、踊らされ、そしてコケた2017年から2020年までを綴ったエッセイ集「東京オリンピックが来てしまう前に」を読んだ感想。
読書録:「荒涼天使たち」 投稿日: 2020年9月12日2020年9月14日 投稿者: 藤田 和広 今回紹介する本は「路上」を書いたジャックケルアックの「荒涼天使たち」。 この本は著者自身が巡った放浪の旅と、彼を取り巻くビートニク作家達が各地で繰り広げるどんちゃん騒ぎを書き綴った自伝的小説。 あらすじは、ジャックケルア […]
漫画の紹介:「いもほり」 投稿日: 2020年8月20日2020年9月17日 投稿者: 藤田 和広 4ヶ月ぶりの投稿。今回紹介するのは本ではなく漫画。今から25年以上前にサブカル系月刊漫画雑誌「ガロ」で連載されていた作者「友沢みみよ」のシュールな漫画「いもほり」です。このカルト漫画の魅力と25年前に「いもほり」を私に勧めてくれた「Nさん」の思い出も交えて紹介します。