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朝から寝違えでお困りの方。「今すぐ、この痛みをなんとかしたい!!」という方に。
このページでは自分で簡単にできる「寝違えの対処法」を紹介します。
この対処法は、私が実際に治療院で患者さんに指導しているものです。
出張などで枕が変わると必ず寝違えていた患者さんが、「寝違えた時は、この対処法でいつも痛みがかなり緩和し、軽いものならなくなる」。と大変好評な対処法です。
しかし、寝違えの対処法の説明の前に、寝違えの原因に対する誤った認識を正し、正しい原因を知らないと、せっかくの対処法も害になるだけなので、先に「寝違えの原因」について説明させていただきます。
多くの人は枕が変わると寝違えになるから、枕が合わないと寝違えると思っているようですが、枕は寝違えのきっかけにはなりますが、決して原因ではありません。
あなたは、「寝違えは寝ている間に生じるので枕や寝相のせいだ」と思っていかもしれません。そして、テレビショッピングやネット通販であれこれ枕やマットを試してこられたと思います。しかし、これは寝具メーカーや健康グッズ販売業者が枕を売るための口実でしかありません!!
私が15年近いカイロプラクティックの臨床経験の中ではきり言えることは
寝違えの原因となる生活習慣とは以下の通りです。
上記のような生活習慣によって首の骨である「頚椎」に負担がかかり、下の図のような「頚椎のズレ」が生じます。
このような悪習慣は首の関節(頚椎)に負担をかけ、図1のように上下の頚椎が開く形でズレます。
頚椎がズレた状態で寝ると、筋肉が弛緩したところに枕で沈んだ頭の重みがズレた頚椎に加わるので、ズレがより悪化します。
そして、関節のズレによって関節周囲の筋肉が引っ張られて緊張します。
寝ている間に関節周囲の筋肉が強く緊張し、そのまま朝になると、首を動かせないほど首の筋肉が硬く緊張して、痛みを発します。
だから、やたら高い枕や、やたら沈む枕を使うと、起きている時に生じた頚椎のズレをより悪化さるので寝違えになります。このように枕は原因というよりはトドメと言えます。
急性期
痛みはじめは、とにかく痛くて首も動かせない状態だと思います。これでは痛くて「寝違えの対処法」ができないので、「急性期の対処法」から始めます。
急性期の対処法は、余計なことをせずに、ひたすら患部を冷やしてください。
冷却は治療にななりませんが鎮痛効果があります。冷やすと言っても、湿布や冷えピタでは効果がありません。限りなく0度に近い氷水で患部を冷やしましょう。とはいえ、0度以下にすると凍傷になるので氷で直接冷やすのはやめてください。
冷やす方法は氷嚢があれば氷嚢を使います。無ければビニール袋でも構いません。
氷嚢またはビニール袋に氷9に対して水を1程度入れます。それを患部にピンポイントで当てます。
ただし、患部は冷やしますが、体は冷やさないように注意してください。患部だけ冷やし、首から下は冷えないように十分温めて下さい。
20分、冷却し、それを1日3回繰り返してください。基本的に20分以上はやらないでください。
冷却で痛みが引き、痛いながらも動かせるようになったら、開いた関節を閉じる操作をします。
急性期の痛みが引いたら、開いた状態でズレた関節を元に戻す操作を行います。
①痛みが生じている部位に指を押し当てます。
図3のように指二本を患部に押し当てます。その時、患部に対して指を上から下に向かって押し当てます。
指を患部に押し当てたら、そのまま指を動かさずに頭を患部の方向へゆっくり倒します。(図4)
側屈させたら今度はそのまま頭を後ろに少し反らします。(図4)
頭をそらすことで開いた関節面がぴったり閉じていきます。
そのまま10秒ほど維持してください。それからゆっくり戻してください。
軽い寝違えなら、この対処法を2−3回程度でほぼ改善されるでしょう。
どうぞお試しください。
注意!!
ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
院長は臨床経験15年。延5万人以上の実績!
マッサージや整骨院、病院では治りにくい腰痛や坐骨神経痛の他
股関節痛や膝関節痛など、辛い症状でお悩みの方は是非お問い合わせください。
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