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手首の痛みの原因:曲げたときの痛み。
曲げると痛む手首の痛みは、主に野球のピッチングのように手首のスナップを効かせて投げる動作で生じます。
ピッチングは、スナップを効かせて手首を曲げたときや、ボールを投げたときに、手の甲に対して遠心力などの強い力が加わります。
このような力が、手首を構成しているアーチ(図1)に加わると、アーチが崩れてその下を通っている神経や腱を傷つけて痛みが生じます。
図1
ピッチングで手首を痛めるメカニズム。
手首は、圧迫などの力から手を守るために橋やトンネルと同じアーチ構造をしています。(図1)
このようなアーチ構造は、上からの圧迫に対しては強固な構造ですが、下からアーチが広がる力に対し弱く、アーチが横に広がり崩れてしまいます。
手首のスナップを利かせてボールを投げるピッチングは、瞬間的に手首を曲げる力と、ボールを投げたときに生じる遠心力が手首のアーチに加わります。
このような力は手の甲に向かって加わるので、アーチの要石である月状骨が手の甲側へズレ(図3参照)ます。
図2
この段階では、手首を曲げた時に痛みます。
これよりさらに悪化すると曲げても反らしても痛くなりますし、下手すると何もしなくても痛みが出ます!
悪化のメカニズム。
そのまま手首を酷使し続ける事で月状骨などを繋ぎ止めている靭帯が徐々に緩み、アーチが広がります。そして、手の甲側にズレていた月状骨が今度は逆に手のひら側(掌側)へズレます。こうなると、曲げるだけでなく、反らしても痛みが出ます。
この状態でさらに手首を酷使すると、月状骨に付着する屈筋腱や靭帯(図3参照)によって手のひら側へ引っ張られ、月状骨はさらに手のひらの方へズレます。
図3
結果的にアーチの天井部分が崩落し、その下を通る腱や神経が圧迫されて痺れが出たり、手首を動かしたときに骨と筋肉が擦れて痛みが出ます。
ここまで来ると何もしなくても手首が痛くなり、ズレをどうこうするだけでは済まないので改善までにかなりの時間を要します。
悪化を防ぐ方法
こうなる前に手首の冷却と固定と安静に努め、同時に手首のアーチを修復する処置を行うと、症状の進行を抑え、予防にもなります。
手首のアーチを修復する処置はこちら→手首の痛みに効く!簡単な体操の紹介!
手首の痛みが肩の故障につながる。
野球では、肩の故障がやたら重要視されますが、手首の故障に関しては、あまり重要視されません。
しかし、手首の関節が緩んでアーチが潰れると、前腕の筋肉を動員させて手首を固定しようとするために、前腕に無理な力がかかります。そして、 前腕が力んだ状態で投げ続けることで、連鎖的に上腕が力み、結果的に肩関節の動きが悪くなり、肩周りの筋肉を痛めて肩を壊します。
手首の痛みだからと言って舐めてかかると、競技寿命が極端に短くなる事もあるので、ちゃんと関節のスペシャリストである当院で施術を受けましょう!
動画による原因とメカニズムの説明。
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