子供の成長に影響する頚椎のズレ。

目次

出生児の外傷「バーストラウマ」

子供の頚椎にズレがあると、平衡感覚に影響して運動能力や姿勢がが悪くなったり、眼球運動に影響して字を読むのが困難な読字障害になる事があります。

この「頚椎のズレ」は出産時に生じることが多く、赤ちゃんの頭を手でつかんで強引に引っ張ったり、捻ったり、または鉗子などで頭を挟んで引っ張り出した時に赤ちゃんの首を痛め、頚椎がズレたり頭が変化します。

このような首のズレや頭の変形は赤ちゃんにとっては立派な「外傷」ですが、病院の検査では問題視されることがなく放って置かれます。

確かに出産時の外傷は放っておいても自然に治る場合が多いのですが、ズレが強い場合は治らずにそのまま残ります。

そしてその後の赤ちゃんの成長に影響し、先に申した通り、主に姿勢や運動能力や眼球運動にに影響します。

このような赤ちゃんの発育に影響する出産時の外傷のことをカイロプラクティックでは「バーストラウマ」と言います。

首のズレが姿勢や読字に影響する理由。

頚椎のズレと姿勢の関係。

姿勢を保つために、頭の向きや体の傾きに応じて足を突いたり手を突いてバランスを保ち、倒れるのを防ぐ反射があります。

この反射のおかげで転びそうになると咄嗟に足が出て姿勢を立て直します。

この反射は出生直後の赤ちゃんに出現し、成長するにつれて大雑把な反射運動をコントロールすることを学び、出現しなくなります。

そして大雑把な運動がコントロールされ洗練され体の平衡や姿勢の維持が上手になります。

この反射運動をコントロールする上で重要な役割を果たしているのが、首の筋肉の緊張を感知するセンサー「筋紡錘(きんぼうすい)」や関節の位置を感知するセンサー「位置覚」です。

首にはセンサーが集中し、それだけ膨大な量の情報を姿勢を維持する中枢(小脳)に送っています。

首の筋肉や関節からの情報を元に小脳は、反射の中枢である前庭神経核をコントロールして平衡や姿勢が適切な形に維持されます。

しかし、頚椎にズレなどがあると関節の動きが悪くなり、首の筋肉が強く緊張して中枢へ送られる情報が誤ったものになります。

すると反射がうまくコントロールできずに状況に対応した姿勢が取れなくなり、転びやすくなり、運動全般が苦手になります。さらに姿勢も悪くなります。

頚椎のズレと読字の関係。

首の筋肉や関節のセンサーは眼球の動きをコントロールする中枢にも情報を送っています。

これらの情報は頭の回転や傾きに応じて眼球が動く反射をコントロールしています。

このおかげでスムーズな眼球運動が出来、転がるボールを見失うことなく眼で追ったり、読書の際に文字列を見失ったり飛ばすことなく読むことができます。

しかし、頚椎にズレなどがあると反射をうまくコントロールできなくなるため、眼球の動きがぎこちなく振れたり(眼振)、眼球を決められた位置に動かそうとすると、行き過ぎ(オーバーシュート)てしまいます。

すると、転がるボールを眼で追うことができないので、運動能力に問題がなくても球技が苦手になります。

さらに、文字列を上手く目で追えないので、文字や行を飛ばして読んでしまい、知能に問題がないにも関わらず学習障害として扱われてしまいます。

カイロプラクティックの役割。

脳は元々、複雑な運動を遂行するために体をコントロールし、運動を学習することが脳の根本的な働きです。

その後、言葉や論理的思考や知識といった知的学習に移行します。

なので体にズレや歪みがあると体をうまくコントロールできず、運動学習に悪影響を及ぼし、知的学習にも悪影響を及ぼします。

「ふじたカイロプラクティック」では姿勢や読字に影響するバーストラウマによる頚椎のズレを矯正し、体をコントロールしやすい状態にし、子供の体を快適な状態にすることで、健やかな成長に貢献できると思います。

当院では生後間もない赤ちゃんの施術は行なっていませんが、小学校低学年であれば施術いたします。

もし、生後間もない新生児や乳幼児の施術をご希望であれば、小児カイロプラクティックを専門にしている私が開業前に勤めていた「横浜天王町カイロプラクティック」で施術を受けることをお勧めします。

ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
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藤田 和広

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藤田 和広

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