肩の張りと腕の痺れの原因は胸椎のズレによる猫背!

目次

夕方頃に生じる肩の張りと腕の痺れの原因。

仕事が終わる夕方になると、首から右肩が重だるくなり、上腕の外側に痺れが出る。こんな症状の人は多いと思います。

この手の症状で病院に行くと、腕の神経が出る頚椎の問題と診断されて首の牽引が行われます。

しかし、残念ながらこの場合は首の問題ではありません。首の問題で痺れが出ている場合、だいたい朝から痛むことが多く、首の動きに応じて痛みや痺れが増します。

一方、夕方になると痛みや痺れが出る場合は、首の骨から肩甲骨にかけて着く、肩甲挙筋という筋肉が硬くこわばることが原因で生じます。

これらの筋肉は頚椎から肩甲骨にかけて着き、肩甲骨を吊るし上げる働きと、頭や首が前に出ないように後ろへ引っ張る働きがあります。

夕方になると痛みや痺れ肩甲挙筋の緊張が原因で生じます。この肩甲挙筋の緊張を引き起こす原因が猫背による胸椎のズレです。

胸椎のズレによる肩の張りと腕の痺れ。

猫背になると胸椎の上から3番目と4番目の胸椎が曲がってズレ、頭が前に出るので、頭を支える首の筋肉が緊張します。


図2

さらに3番目と4番目の胸椎がズレることによってによって、肩甲骨を背骨に近づけている肩甲骨の間に着く筋肉の筋力が弱くなります。

すると肩甲骨は背骨から離れ胸の方へ引っ張られて巻き肩になります。巻き型になるとますます背中が丸まり猫背になります。

猫背になると頭がさらに前に出るので、肩甲挙筋や僧帽筋への負担が増えて肩こりがひどくなり、筋肉のみならず首から出ている腕の神経も引っ張られるので、腕や指先に痛みや痺れが生じます。

つまり、この筋肉の張りや痛みや痺れは、猫背によって生じた胸椎のズレが原因なので、このズレを解消して同時に姿勢を改善しない限り、いくら肩を揉んだり首を揉んでも効果はありません。

ましてや、病院で首の牽引などしたら確実に壊れます。これらの症状はもともと腕の自重などによって筋肉や神経が牽引されて生じている症状なので、首を牽引すれば余計症状を悪化させます。

胸椎のズレの自分で治す方法。

それでは自分でなんとかする方法はないのか?というとそうではありません。

自分で解決する方法はあります!

ズレている胸椎を中心に背中をそらす事で徐々にではありますが、胸椎のズレを自分で矯正することはできます。

やり方はこちらのページを参考にしてください。→猫背を治し、肩こりを解消する「肩こりの対処法」

家で出来るバージョンと座位でもできるバージョンを紹介しています。これを仕事の合間にやる事で猫背と胸椎のズレを防げるでしょう。

ぜひお試しください!

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