ふじたカイロプラクティックは本日6月1日で開業3周年となりました。
そもそも開業する気なんて全くなかったにも関わらず、事情で止む無く開業する羽目になったヤサグレ開業。
やる気ゼロ、繁盛させる気ゼロで金が尽きたらやめるつもりで始めた治療院。
どうせ3ヶ月持たないだろうと思ってたから、いつでも撤収できるように、近所への挨拶もせず、開業届けも出さず、宣伝らしい宣伝もせず始めた。
3ヶ月過ぎてもなんとか生き残ってたから、渋々開業届けを出し、開業日に指定した日が6月1日。
やる気ゼロ開業から、毎月家賃を払っているうちに気がつけば3周年。
売り上げの浮き沈みはほとんどなく、臨終間近の心電図のようなナガ〜くてひく〜い振幅でなんとか延命。
まる三年危篤状態が続くと焦ることもなくなり、最近は「危篤ではなく冬眠」と諦め、好き勝手やらせてもらってます。
それにしてもこの3年間はグーグルにいいように小突き回され、コケにされた三年でした。
最初はインチキキュレーションサイトWELQ関連のとばっちりで順位が下げられ、1日300PV(page view)あったホームページへの流入が3分の1以下になる。
次の年はとにかく記事を増やし、やっと200PVまで持ち直すが、翌年になって「これで安心」と思った矢先に仕様変更。
やっと水面から顔を出したタイミングでかかと落としを食らう。
今回の仕様変更は「Your Money or Your Lif」の頭文字を取って「YMYL」という。
これはネットにある金融と健康に関する情報を厳しくチェックし、正当な金融機関や医療機関以外はバッサバッサと順位を下げたりペナルティーを課す制裁を加えるものだ。
これで平均PVがピーク時の3〜4分の1以下にまでダダ下がり。だが実はPVの上昇と新患数の間にそれほど相関関係がないことが後から分かった。
結局、仕様変更とは関係なく、新患には繋がっていなかったようだ。
そんなわけで、ブログの運用を集客と拡散目的から、現在来ている患者さんの説明用に変更し、PVを集めることを諦めた。
今では新患もホームページからではなく紹介がメインです。
ついでに経営方針も広く大きくは諦め、地域密着、紹介中心のスナック型の経営に変更。
広告を出せばいいとよく言われたが、アパートの一室でやっている上に、駅ナカに1時間2980円のマッサージがあるから、「整体と地域名」で検索する人や安いところを探している人はそっちに行くでしょう。
また、来るか来ないか分からない人のためにグーグルに金を払うよりは、昔から来ている人や今来ている人に還元したほうがいいので、広告はやりません。
こんなやる気ゼロで始めて、経営方針をこじらせ、危篤状態の売り上げで3年間延命できたのは、皆様のおかげです。
ありがとうございます。これからもクマムシのようにしぶとく生き続けます。
当院の3周年記念イベントでは、うすーい水割りとお通しの乾き物をサービスします!
常連さんはカラオケで「銀恋」デュエットです。一緒にハモりましょう。
こんな治療院ですが、これからもよろしくお願いします。