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50肩の原因になる悪癖とは?
突然、肩が壊れたように激痛が走り、肩が挙らなくなる五十肩。
この突然発症する五十肩ですが、実は長年の悪い姿勢や悪癖によって徐々に進行し、一気に発症します。
五十肩の原因となる姿勢や癖は色々ありますが、五十肩の方がほぼ例外なくやっている悪癖が「肘を突く」です。
五十肩になる方は何をするにも、肘を突き、本人も無意識でやっていることだから、ほとんど気付いておらず、指摘されても肘をつきながら否定する人もいるぐらいです。
この無意識的に行われている何気ない癖が、のちの災の元になります。
肘をついて五十肩。
肘を突ついて座ると、ちょうど上半身が両腕の間でぶら下がるような格好になります。
その場合、体幹から肩甲骨や上腕骨につく筋肉が収縮して両腕の間にぶら下がる体幹を固定して支えます。
肘をついた時に緊張する主な筋肉は、腰椎や下部胸椎から上腕骨の内側につく「広背筋」や「大円筋」、肋骨や鎖骨から上腕につく「大胸筋」や「小胸筋」など、主に体幹から肩甲骨につく筋肉。(図1、図2)
図1
図2
その他、肩甲骨から上腕につく烏口腕筋や上腕二頭筋などが緊張して、体幹を支えます。(図3)
図3
これらが緊張すると肩甲骨が上腕骨の方に引っ張られ、肩甲骨が前に突き出て撫で肩になる「巻肩(まきかた)」になります。
「巻き肩」になると、肩甲骨が上腕骨側へ引っ張られるせいで肩甲骨がズレます。
肩甲骨は上腕骨の土台として働くため、肩甲骨がズレると肩関節(肩甲上腕関節)が不安定になり肩甲骨の動きが悪くなります。
肩を動かしてゴリゴリ音が鳴るのは肩甲骨の動きが悪くなりつつある兆候です。
肩甲骨の動きが悪くなると、上腕骨の動きに合わせてスムーズに肩甲骨が動かないので関節がうまく噛み合わず、肩を動かした時に音が鳴ります。
その状態が長期化すると、肩関節を安定させて動きをサポートする「回旋腱板」に負担が集中します。
この回旋腱板とは小円筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋(図4)などの三角筋や上腕二頭筋などと比べると比較的小さな筋肉から構成されています。
図4
肩関節が不安定になると回旋腱板が骨の代わりに肩を安定させるため、負担は激増。
そのまま動かし続けていると徐々に筋肉に疲労や傷が蓄積され、最後には激しい痛みとともに肩が動かせなくなります。
さらに巻肩になると「猫背」にもなります。
猫背になると胸郭の構造が変わるため、その上を滑走する肩甲骨の動きに悪影響を及ぼします。
このように肘をつくと肩甲骨がズレて巻肩になり、回旋腱板の負担が増え、さらに猫背になってより肩甲骨の動きが制限されます。
この負のサイクルがグルグル回り続け、長い時間かけて疲労や張りや損傷が蓄積され、ある日突然、激しい痛みと共に肩が挙がらない「50肩」になります。
五十肩の予防法。
肘をつく癖があり、巻き肩で、肩を動かすと動きが悪く、音がなったり痛む30代から50代の方。
まさにドストライクの五十肩予備軍です。
50肩になると、治るまでにどんなに早くても3〜4ヶ月かかり、その間痛くて不便な生活を強いられます。
そうならないように、まず肘をつく癖をやめて、これから紹介する「予防法」を実践してみてください。
1つ目は肘をついた時に最初に圧迫され、動きが悪くなる肩鎖関節を動かすための体操です。
詳しい説明は下記のリンクで行ってますのでそちらをご覧ください。↓
2つ目は巻き肩を防ぐための小胸筋ストレッチです。 ↓
3つ目は五十肩の対処法でもある肩関節に動きをつけるための体操です。
これらの体操で五十肩を防いでください。
やり方や症状について質問がある方は、こちらからどうぞ↓
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