長いお別れ/ロング・グッバイ

14の時の私はこの小説にハマり、主人公のマーロウの仕草やニヒル言い回をマネ、マーロウ気取りで憎まれ口叩いていていた。その成れの果てが今の自分だ。 レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッバイ」は私が14の頃から時々手に取 […]

読書録:「荒涼天使たち」

今回紹介する本は「路上」を書いたジャックケルアックの「荒涼天使たち」。 この本は著者自身が巡った放浪の旅と、彼を取り巻くビートニク作家達が各地で繰り広げるどんちゃん騒ぎを書き綴った自伝的小説。 あらすじは、ジャックケルア […]

「編集手本」の特別展示会へ行ってきた。

9月24日から29日の間、銀座にある森岡書店で松岡正剛さん著書「編集手本」の特別展覧会が開催されていたので、26日の木曜に治療院を早仕舞いして森岡書店がある銀座へ向かった。 「森岡書店」は、一冊の本を売る本屋として有名な […]

本の紹介:塵に訊け。

チャールズブコウスキーやジェームズ・エルロイなどロサンゼルスを代表する作家に多大な影響を与えた作家「ジョン・ファンテ」の最高傑作「塵に訊け」の紹介。ロサンゼルスの安ホテルで執筆を続ける売れない作家のバンディーニと場末のカフェのウエイトレス、カミラロペスとの罵り合い掴み合い満載の不毛な恋愛を書いた作品。救いのない結末に読者も唖然とするだろう。

本の紹介:川崎長太郎著「抹香町 路傍」

ダメ男の哀愁と侘しさ漂う私小説「抹香町/路傍」 主人公は文学に憧れて家業を放り出して上京するが食えずに生家に戻り、実家からほど近い海岸にある漁師が網などを保管する物置を住処に寝起きする50過ぎのダメ男。 定職もなく妻もな […]

本の紹介「詩人と女たち」

チャールズブコウスキー著「詩人と女たち」 アメリカの作家チャールズブコウスキー(1920ー1994年)の小説「詩人と女たち」の紹介。 この本のタイトル「詩人と女たち」は邦題で原題は単に「WOMEN」。彼の女性遍歴20番勝 […]

時折読み返す「on The Road」

ブログ100個目の記事は18の頃から時々読み返しているジャックケルアックの小説「on The Road(路上)」について書こうと思う。 とはいえ書くことは書評や読書感想でもければ、あらすじでもない。 自分がどんな状況でそ […]