神経の牽引による坐骨神経痛。

目次

ヘルニアを切っても坐骨神経痛が治らないわけ。

坐骨神経痛は、飛び出した椎間板(椎間板ヘルニア)が腰椎から出ている神経根を圧迫することが原因で痛みや痺れが出ると考えられています。

そして症状にもよりますが多くの場合、ヘルニア切除の手術を勧められます。

ではこのヘルニアを切れば治るのかというと、残念ながらそうではありません。

神経にダメージを与えるのは必ずしも圧迫ばかりではありません。

確かに圧迫も圧力が強ければ神経にダメージを与えますが、それよりも慢性的に加わる牽引の方が、神経に持続的なダメージを与えます。

牽引によって神経が壊れるまで。

神経は電線管の中を通る電線と同じように神経菅という管の中を電線のように感覚神経や運動神経や自律神経のほか動脈や静脈が通っています。

そして神経は牽引されると下の図のように神経全体の直径が細くなります。全体の直径が細くなることはある意味満遍なく圧迫されている事と同じです。この状態はヘルニアのように一箇所だけ圧迫されるよりも逃げ場がないだけに厄介です。

図1※協同医書出版社「バトラー神経系のモビライゼーション」より抜粋
図1※協同医書出版社「バトラー神経系のモビライゼーション」より抜粋

神経全体の直径が細くなると一番障害されるのが循環系、特に静脈です。静脈の循環が障害されると神経管内の圧力が高まり、中の神経を圧迫します。

特に神経の静脈には逆流防止の弁がないので、循環が妨害されるとすぐに鬱血します。

神経内を通る静脈が鬱血することで静脈内の水が外部に滲み出し、神経管内で浮腫が生じます。

浮腫になると外部に圧力を逃がす仕組みがない神経は、内圧が高まり、神経管内を通る動脈や比較的太い神経(感覚神経と運動神経)を圧迫します。

そして、神経管内で圧迫されると最初に動脈が圧迫され、中の栄養状態が悪くなり、徐々に神経が劣化(変性)して、痛みや痺れが生じ、さらにひどくなると感覚鈍磨や麻痺が生じます。

この牽引の状態からさらにヘルニアによる圧迫が加われば症状はさらに悪化するでしょう。

関節のズレで坐骨神経痛が発症するまで

神経にはある程度の伸縮性と可動性があり、これにより牽引からのダメージを防いでいますが、関節にズレや捻挫による緩みがあると、神経の伸縮や動きは制限されます。

すると動作に応じて伸び縮みし動いていた神経は動きが制限されることで牽引に晒されます。

例えば腰椎にズレが生じると神経根の動きが制限されるので神経根が牽引されますし、仙腸関節が捻挫気味になって緩みが生じると仙腸関節をまたぐ坐骨神経が神経が牽引されます。

神経が牽引される状態が何年も続くと足やお尻に痺れや痛みが生じて坐骨神経痛になります。

圧迫を切るより牽引の要因をなくす

このようにヘルニアによる神経根の圧迫よりも、長年にわたる神経の牽引の方が神経に持続的なダメージを与えます。

ヘルニアを切除しても坐骨神経痛の症状がたいして良くならないのは、手術で圧迫が取れても、牽引が残るためです。

神経に牽引が加わっている状態が続いている限り、坐骨神経痛の改善は望めないでしょう。

なので、手術で圧迫を取るよりも、カイロプラクティックで坐骨神経の牽引を引き起こしている「腰椎のズレ」や「仙腸関節の緩み」をとり取る方が先決です。

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