アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ。転職について。

目次

問題は仕事ではなく仕事で承認欲求を満たそうとすること。

自分がカイロプラクターなんてやっているせいか、たまに患者さんから転職に関する相談を受けることがあります。

だいたい転職したい理由は、「今の仕事にやりがいを感じない。」「 仕事がつまらない。」「やる気が起きない。」「やりたいことが見つからない。」といった内容。

以前紹介した「アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ。」ではこの手の悩みの根底にあるのは、承認欲求を満たそうとすることが原因と書いてあります。

この本の中では承認欲求のことを以下のように説明しています。

自分がしたことを必ず誰かに認めてもらわないと気が済まないという意味で承認欲求が強い人は、自分がしたことを他者が知っていて、さらにはそのことに感謝されないと許せないのです。
p71

会社・上司に対して仕事を通して「承認欲求」を求め、いつも自分が望むような承認が得られないことが原因で疲弊し、ヤル気を失っているのです。

承認欲求を満たそうとする人の特徴

承認欲求は他人に依存して自分を満たそうとしますが、他人が自分の思い通りになることなど絶対ないので決して満たされません。

そして承認欲求の強い人は相手のためと言いながら、自分が人様からどう思われているかと自分のことばかり気にして相手のことを全く考えていません。

また、承認欲求は自分の力で何かを満たすのではなく人が自分を満たすのだと考えているため、「してほしい」ことはあっても「やりたい」ことはありません。そのため承認欲求を前提としている限り永遠にやる気も湧かないし、やりたいこともみつかりません。

優越性の追求は承認欲求の別の側面。

承認欲求が強い人には過剰にスキルアップや能力アップを目指す人がいますが、それは他人よりも優越性を追求しているだけで意識が高いわけではありません。

他人を基準に優越性を求めたとしても、それは独りよがりの努力であって他に貢献することはありません。
このように承認欲求を求め続ける限り、どんな一流企業に転職したとしても、残念ながら何も変わらないでしょう。転職して人間関係が一度リセットされるから一時的に新鮮に感じられるものの、しばらくすると承認欲求が満たされないことに不満を感じます。

承認欲求の行き着く先は磨り減るか優越性を求めて燃え尽きるかのどちらかです。

貢献感を持つ。

アドラーは貢献感を持つことで承認欲求は消えると言っています。

貢献感とは自分がしている仕事がなんらかの形で他者に貢献していると感じられること。

たとえ誰からも評価されなくても、自分の仕事が誰かのためになり価値あることだと信じきること。

言葉で言うのはたやすいが、実際問題、貢献感は殉教も厭わない信仰と同じぐらいものすごく難しいことです。はっきりいって無理でしょう。

承認を求めず自分の課題に集中する。

貢献感を持つことができなくても、他者の承認を求めずに自分ができる事、得意な事にだけに集中すれば、承認欲求によってもたらされるストレスから解放されるでしょう。

そして、いつの日か貢献感に目覚めるかもしれません。

「やりがい」や「やる気」の問題で転職を考えている人は一度、「アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ。」を読んでもう一度仕事というものを考え直した方がいいと思います。

アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ (ベスト新書)

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