久々のまともな休日。

最近は、休みも返上で院内の作業に忙殺されていたので、定休日の昨日は久々に丸々休みました。
まずは、今月は祖父母の月命日なので、下飯田の東泉寺にある祖父母の墓参りに行って来ました。

もともと横須賀に住んでいた祖父母は従兄弟が二世帯住宅を建てると言うことで、当時は横浜のチベットと揶揄されていたドリームランドのそばに引っ越した。

樹木は植え替えると枯れるように、年寄りを違う土地に住まわせると大概、おかしなことになる。

元気だった婆さんを当て込んで子守やら家事一切やらせようとしていた従兄弟は当てが外れ、引っ越した途端に婆さんは足腰が立たなくなって毎日のように病院通い。

元々酒飲みだった爺さんも、酒屋が近くなったこともあり、酒の量が激増。朝からベロンベロン。

不動産屋のパンフに書かれているような幸せな二世帯同居が、蓋を開けたら地獄の蓋を引っ剥がしたような厄介ごとの連続で、果てのない消耗戦の末、祖父母の葬式という形で幕を閉じた。

祖父母の墓は横浜のチベットに建てられ、当の二世帯住宅は祖父母の葬式を済ますと二束三文で買い叩かれ、そしてローンだけが残った。従兄弟との交流はその日を境にほとんど絶えてしまった。

そんなわけで、こんな縁もゆかりもない下飯田まで墓参りに行くことになった。馴染み深い横須賀で死なせてやりたかった。

墓は下飯田の駅から歩いて20分ぐらいの距離にある。バスで行きたいところだが、バスを待っている間にちょうど着くタイミングだから歩いて行くことにした。

しばらく歩くと雨がポツポツ降り始め、時間とともに雨脚は強くなり、とうとうザザぶりになった。

傘は必要ないと思っていたから置いてきた。おかげで結構濡れたが、ずぶ濡れの一歩手前でお寺に着いた。

お寺に着くと同時に雨は止み、晴れ間が覗いていた。全くついてない!

寺で水桶と雑巾を借りて墓を掃除し、花を取り替え、花挿しを洗い、墓石を拭いた。そして前回来た時に洗っている最中に割れた茶碗を新らしいものに変え、水を入れて掃除は終了。

火のついた線香の束を備えて手を合わせ、墓を後にした。曇り空も掃除を終える頃にはすっかり晴れ上がり、秋晴れになっていた。うだるような暑さではなかったが、やたら蚊に食われた。

水桶と雑巾を返すときに、雑巾が干してある寺の蔵の壁を見ると、最近めっきり見なくなった蝉がいた。

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雑巾の裏で蔵の壁にへばりつき、じっとしていた。鳴きもしなければ逃げようともしない。

夏の間、鳴き通しで精魂尽き果てた売れ残りのオスなのか?婚期を逃したメスなのか?それとも誤った時期に孵化してしまった蝉なのか?事情はわからないが、この天敵しかいない世界をどうやって生きて行くのだろう?

人間なら絶望的な状況だが、何も知る由もない蝉にとってはどうでもいいことなのだろう。そのまま蝉を放って置いてお寺を後にした。

墓参りが済むと今度は、以前返しそびれたお札を返しに「走水神社」へお札を返し、新しいお札をもらって来た。

ここはとても古い神社で古事記にも載っているらしい。そして、最近のパワースポットブームでも話題になったらしい。ただ、自分はパワースポットに行くと必ず頭痛がする。そして腹が降る。
案の定、だんだん頭が痛くなり、そのうち腹も痛くなった。用を済ますと、慌ててバスに飛び乗り、駅のトイレで用をたす。

馬堀海岸駅から歩いて10分ほど歩いた海岸道路沿いに東京湾を一望できる露天風呂がある。この露天風呂から眺める夕日がとても綺麗だ。

夕暮れ時まで施設で飯を食ったり、寝かせ湯で横になったり、しながら時間を潰し、夕日が沈みゆく時間に露天風呂につかると、ちょうど東京湾に沈む夕日が拝める。
少々ガスっていたが、綺麗な夕焼けが拝めた。

休日の締めは、高校時代から何かと通っていた横須賀のジャズ喫茶「Blue Note ヨコスカ」でジャズを聴きながらコーヒーやらカクテルを飲んだり、この店の看板猫の「虎ちゃん」と遊んで時間を潰す。

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以前Blue Noteは横須賀中央のメインの繁華街である三笠ビルの2階にあったが、4年前に閉店した。
それが最近、いつのことかは忘れたが、閉店を惜しむ人たちに背中を押される形で大滝町から若松町へと場所を変えて営業している。

三笠ビルにあった頃に比べると店は狭くなったいるが、店の入り口にある大量のレコードや、バドパウエルなどのレコードが埋め込まれたテーブルなど前の店にもあったガシェット類は今の店でも使われている。

女将は最近耳が遠くなったせいか、自分が入って来ても分からないことが多い。
かと行っていきなり声をかけるとビックリするから、店の外で目が逢うまで待って、目があってから店に入るようにしている。

店に入ると水曜の夜だけあって客はまだ誰もいない、そのまま店の一番奥の席に座り、メニューも見ずにカクテルの「ゾンビ」を注文する。多分、横須賀で「ゾンビ」が飲めるのはここだけじゃないか?
ピンクグレープとラム酒のカクテル。

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トロピカルドリンクのような口当たりだが、なんとなく酒が回って来たと思った頃には、相当回っていて意識よりも先に膝にくる油断できないカクテル。

酒が多いと味がくどくて飲みづらく、逆に薄いとただのドリンクになってしまう。そんなカクテルを飲みながら、ここの看板猫である「虎ちゃん」が来るのを待っていたが、今日は一向に現れない。

しばらく店の外を眺めながらボサッとしていると、女将が聴きたい曲はあるか?とリクエスト聞いて来た。自分はロンカーターの「Golden Striker」があればとリクエストしたのだが、なぜかケニー・ドーハムの「静かなるケニー」をかけてくれた。

おかげで久々に「Lotus Blossom」を聴いた。アルコールでぼんやりしかけた頭に染み込む幻想的なトランペットの音色。
何をすることもなく、意味もなくぼんやりシュガーポットやピスタチオの殻やレコードのジャケットを眺めて時間を過ごす。

一通りアルバムを聴くと猫も来ないようなので勘定を払って店を出る。

店を出ると小雨が降っている。気にしなければ気にならない程度の雨の中、飲み屋が連なる狭い路地を歩いていると、飲み屋の換気扇の下にあるビールケースの上で「虎ちゃん」が長々と横になっていた。
耳の後ろを掻いてやるとめんどくさそうに一瞥を食らわせ、そのまま寝てしまった。そして思い直したように起き上がり、ビールケースの上で伸びをすると、一心不乱に毛づくろいを始めた。

会えたことに満足して小雨降る中、どぶ板を通って横須賀駅を目指し歩き、そのまま保土ヶ谷まで帰った。

これから始まる忙しい毎日に備えて、今日はゆっくり過ごすことができた。

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