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足の甲の痛みは歩き方が原因。
ヒールを履く女性に多い「足の甲の痛み」。このような痛みは悪い歩き方が原因で生じます。そのため単なる足の痛みだけでは収まらず、膝関節痛や股関節痛なども引き起こすとても厄介な症状です。ヒールを履くと必然的につま先(母趾球)に体重が加わる「前傾姿勢」になり、前傾姿勢で歩くと必然的に歩幅が狭く、つま先で蹴る歩き方になります。
膝関節痛や股関節痛など様々な症状に発展。
このような「前傾姿勢の歩行」は上からは体重が加わり、下からは地面を蹴るときに生じる力が爪先(親指の付け根)に加わります。図1
図1
このような力がつま先に加わると、力に耐えるために足の甲が高く盛り上がった「高いアーチ構造」にし爪先を硬くします。
爪先が硬くなることで力に耐えることはできますが、代わりに脹脛が硬くなり足の指や足首の柔軟性が失われ、高く盛り上がった足の甲の頂点付近に痛みが生じます。(図2)
膝関節痛や股関節痛になる。
前傾姿勢による歩行は足の甲の痛みだけでなくでなく、足首の動きを悪くし、膝関節痛へと発展します。歩行時に膝関節に加わる力はよく動く関節である股関節や足首で逃していますが、足首の動きが悪くなると歩行時に膝へ加わる力を逃がすことができません。
膝関節は屈曲伸展以外の運動がほとんど制限されています。歩行時に加わる上下方向からの力は膝を曲げ伸ばしすることで逃がすことができますが、それ以外の捻れや横揺れのような「横方向からの力」は膝関節で対応できず、膝関節よりも自由に動く股関節や足首で逃がします。
しかし爪先が硬くなると足首の動きが悪くなると、捻れや横揺れを逃がしたり吸収することができなくなるため、膝関節の負担が増えます。さらに前傾姿勢での歩行が長引くと次第に股関節の動きも悪くなるため、結果的に膝関節に全ての負担が集中し、膝関節痛になります。
骨盤が歪む
歩幅が狭い前傾姿勢での歩行は、お尻の筋肉ではなく太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)や腿の内側の筋肉(内転筋)を使って歩くため、これらの筋肉が緊張して内股気味になります。
このような歩き方を長い間続けていると骨盤が歪んで、骨盤の下側(坐骨)が開いた「台形の骨盤」になります。このような形状の骨盤になると「腰痛」や「反り腰」などが生じ、さらに骨盤底筋群が弱くなるため「尿漏れ」や「脱肛」などを引き起こします。
このように、ヒールのような履物や歩き方が原因で生じる「足の甲の痛み」は足の甲だけでなく、時間とともに症状があらゆる部位に波及し、様々な厄介な症状を引き起こします。
足の甲の痛みの改善法
今すぐ足の甲の痛みを改善させる方法は前傾姿勢での歩行を止めて「正しい歩き方」を身につけ、同時にその結果生じた背骨や骨盤の歪みをしっかり治すことです。
足の甲の痛みを治すための「正しい歩き方」
「正しい歩き方」を簡単に説明すると爪先側にある重心を土踏まずの中心付近に来るように意識し、大股で歩きます。
大股で歩く場合、足を大きく前に出して歩くと、大股にはなれますが前傾姿勢になるので注意してください。
前傾姿勢にならないように大股で歩くためには歩行時に地面に接する側、つまり歩行時に片足で立っている側の足が地面に接する時間が少しでも長くなるように歩きます。地面に接する側の足が長く地面と接していれば、反対側(浮いて入る側の足)の足が浮いてる時間も長くなり、必然的に歩幅が広くなります。このような歩き方は前傾姿勢ではできないので必然的に重心も後ろになります。
「正しい歩き方」の詳しい内容については以下のページで説明しておりますので、ぜひこちらをご覧ください。
→腰痛や膝関節痛の予防法「正しい歩き方」
→正しい歩行のための5つのポイント!
身体の歪みは「ふじたカイロプラクティック」で
前傾姿勢による歩行で歪みきった背骨や骨盤、痛めた足関節や膝関節を施術で改善させることで改善が格段に早まりますので、歩き方や姿勢に気をつけつつ同時に「ふじたカイロプラクティック」の施術を受けることをお勧めします。
動画で説明:歩き方で生じる「足の甲の痛み」と「足の裏の痛み」
ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
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