きっかけは「なんとなく」と「思いつき」。

職業としての小説家 (新潮文庫)
「職業としての小説家」この本の中で村上春樹さんが小説家になったきっかけを語っています。

そのきっかけというのが、私がカイロプラクターになったきっかけとよく似ていたので、なんとなく親近感を感じました。

村上春樹さんは作家になる前、千駄ヶ谷でジャズバーを経営していました。

ある晴れた春の日にヤクルト対広島のデイゲームをたまたま観戦していた村上さんは、広島の先発ピッチャーの第1球をヤクルトの先発打者のデイブ・ヒルトンがレフトにはじき返し二塁打を打ったとき、唐突に「そうだ、僕にも小説がかけるかもしれない」と思ったのがきっかけで小説家になったそうです。

これを読んで、何かを始めるための決断とは、動じない意思のような堅固なものよりもむしろ、なんの根拠もない思いつきみたいな「ふんわり」したものなのの方が力が抜けて案外上手くいくのかもしれません。

自分がカイロプラクターを目指すきっかけになったのも、電車の車窓から見えた「日本カイロプラクティックカレッジ」という看板を見て、「あっ、面白そうだからやってみよう」という全く根拠のない思いつきだけで学校へ入学し、結構まとまった授業料を振り込んで、業界入りしました。

当時(2000年)は不況とはいえ今ほど不透明ではなく、会社が危なかったわけでもなく、会社を辞めるほどの不満があったわけでもありません。(その後その会社は他の会社に吸収されました。恐らくそのままいたら、確実に肩叩きにあっていたと思います。)

おまけに、学費を払ったら貯金がそこをつく程度の資金しかないにもかかわらず、「あっ、面白そうだからやってみよう」という思いつきで転職しました。

そういった根拠のないひらめきがある時というのは不思議と不安がなく、意外にあっさりしています。なにか正しい道を歩いているという確かな実感がありました。ほんと、ただの感覚でした。

一方、不安になったり余計に迷ったりして選んだものって、以外に断念していることが多いです。恐らくあれこれ考えている間に逃げ道を設定しているからもしれません。

だから迷いがあるときは「まだ変わるタイミングではない」と考えることにしています。あくまでも私の場合です。

何かに踏み出す時、周りの人は自信がついてからやるべきだと言いますが、自信なんていうものは腹を括って飛び込んでみて、あれこれやっている過程でつくものだと思います。

チャレンジする上で最大のリスクというのが機会損失です。

自信がついてから飛び込んでいたらそこの水は干上がっているか氷で覆われているかもしれない。

また、何もせずにいれば勝ちも負けもありませんが、その後の何かにつけて「If」が付きまとい、後悔することでしょう。

もし、一歩を踏み出すのであれば感覚に任せて、さっさと飛び込んだほうがいいと思います。

村上さんもそのフィーリングに従い飛び込んで、「好き」と「気持ちいい」を追求し続けてスタイルを確立し、ノーベル文学賞候補になるまでに至りました。

はじめに固い決意で肩肘張って挑んでいたら彼の文体は堅苦しくつまらないものになり、誰からも評価されず、とっくに潰れていたかもしれません。

とは言え、根拠のない自信と思いつきが有効なのは、あくまでも最初の一歩を踏み出す瞬間に限ると思います。

根拠のない自信や思いつきは、再現性がないので、仕事ではやるべきではありません。

仕事は熟慮を重ねてやるべきです。

そこは間違えないように。

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