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首の痛みや肩こりが酷い人に多いのがストレートネック。
このストレートネックになるとどうして首が痛くなるのか?
どうしてストレートネックになるのか?
どうすれば防げるのか?
このページではストレートネックの原因やメカニズムなどを詳しく説明いたします。
首の骨(頚椎)は下の図のように前に反って彎曲していて、この彎曲のことを「前彎」と言います。
ストレートネックはこの前彎がなくなり頸椎がまっすぐ(ストレート)になった状態のことを言いい、ストレートになることで首に様々な問題が生じます。
頚椎の前彎
に力が加わると撓みます。この撓みよって体の揺れを抑え、頭に加わる衝撃を逃すすことが出来ます。
つまり頚椎の前彎
はビルの地面と建物の間にある免震装置のような働きをしています。
例えば、歩いている時は体が左右に揺れる横揺れと、上下方向に揺れる縦揺れが生じます。
この縦揺れと横揺れが前彎に加わると頚椎が撓み、体の揺れを逃して頭の揺れを抑え、頭を正面に保つ事ができ、歩行時に地面から頭に向けて加わ衝撃を吸収し、頭や首へのダメージを抑えます。
この前彎がなくなるると、つまり「ストレートネック」になると、体の揺れが合わせて頭が揺れ、歩行時の衝撃が首や頭にダイレクトに加わります。
頭が揺れるせいで目眩や吐き気が生じ、首や頭へ衝撃が加わるせいで首の痛みや肩こりや頭痛などが生じます。
このストレートネックの原因は頚椎より頭が前に出た図2のような姿勢「前方頭位」が原因です。
前方頭位からストレートネックになる過程を段階的に説明します。
ストレートネック第1段階:
ストレートネックは特にPC作業やゲームなどの目を酷使する人に多く、目を酷使していると次第に首と後頭部に着く筋肉(図3)が緊張して頭が前に出ます。
図3
ストレートネック第2段階:
その状態が続くと、後頭部の筋肉が疲労して頭を支えきれなくなり、今度は首から肩に着く肩甲挙筋や斜角筋など(図4)が緊張して頭を支えます。
これらの筋肉が緊張すると頭と首を後ろへと引っ張るので、徐々に頚椎の前彎 がなくなり結果的に「ストレートネック」になります。
図4
ストレートネック第3段階:
ストレートネックになると揺れや衝撃が首や頭に加わるので、僧帽筋(図5)を緊張させて首や頭を支えます。
ストレートネック第4段階:
さらにこの状態が続くと僧帽筋も疲労し肩を怒らせて背中を丸めて頭を支えるので、ウルトラマンの怪獣「ジャミラ」のような姿勢になります。
こうなると、首の可動域は極端に狭くなり、肩こりだけでなく頭痛や吐き気などの生じます。
ストレートネック第5段階:
さらに酷くなると噛む筋肉を緊張させ、食いしばることで頭を支えるようになるので、食いしばりや歯軋りが生じ、顎関節症による目眩や耳鳴りなども生じます。揉もうが牽引で引っ張ろうが効果はありません。
このようにストレートネックは頭が前に出る前方頭位が原因です。これに猫背や食いしばりが加わり症状を悪化させます。
後頭部や首や肩の筋肉の張りは、前に出た頭を筋肉が引っ張って戻そうとした結果です。ストレートネックの原因ではありません。
なので、これを揉んで解せば確実に症状は悪化します。
ストレートネックを改善させるには原因である前方頭位を治すしかございません。
ここでは前方頭位を自力で改善するための体操を以下のリンクで紹介しております。
ストレートネックの第3段階までなら効果があると思いますので、お試しください。
前方頭位と猫背を治す体操→猫背を治し、肩こりを解消する「肩こりの対処法」
第4段階、つまり姿勢が「ジャミラ」状態になると、自力で解決できる範疇を超えているので、当院か、信頼できるカイロプラクティックで施術を受けることをお勧めします。
また、背中が猫背とは逆に反り返っている方は、この体操をやると悪化することがございますので、体操はせずに反り返った背骨を矯正できるカイロプラクティックを受診することをお勧めします。
ふじたカイロプラクティックは2016年6月開業の整体院。
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