抱っこの違いに見られる腰痛の男女差。

行楽シーズンを過ぎると小さいお子さんをもつ旦那さんが腰痛になって駆け込んでくる。

旅行やお出かけの最中、普段以上に抱っこの回数が増えて腰痛になるようで、行楽シーズン明けは圧倒的に男性の方が多い。

面白いことに同じ子供を抱っこしている夫婦なのに腰痛で痛む部位と姿勢が大きく違います。

奥さんが抱っこで腰痛になると左のお尻の付近に痛みを訴えます。(図1)

図1

一方、旦那さんは、腰よりも殆ど背中に近いの真ん中よりやや右側に痛みが出ます。(図2)

図2

また姿勢も奥さんと旦那さんでは大きく異なり、奥さんの場合は左肩が上がり右肩が下がる全体的に右に傾く姿勢になるのに対し(図3)

図3

旦那さんは骨盤までは右に傾くが左の肩甲骨が低くなる、上半身と下半身の高低差が逆になる姿勢になります。(図4)

図4

小さな子供を抱える腰痛で悩む夫婦を観察していると、どうもこのような差は「抱っこの仕方」に違いがあるようです。

女性は利き手で抱っこをしながら作業をすることが多いので、利き手とは逆の手で子供を支えています。右利きの場合であれば子供を支えるのは左手になります。

一方、男性が抱っこする場合は利き手側で子供を支えるので、右利きの場合は子供を支えるのは右手になります。

この子供を支える手の違いによって、男女の姿勢の違いが生じます。

子供のように重いものを腕で支えると、肩を持ち上げて肩甲骨を固定し、腕への負担を減らそうとします。その結果、抱っこする側の肩甲骨が持ち上がり、肩が高くなります。

女性の場合なら抱っこ側の左肩が上がり、男性の場合は右肩が上がります。そのせいで女性は右肩が下がり上半身下半身とも右に傾いた姿勢になり、男性は右肩が上がり骨盤は左が上がるきので、上半身と下半身が逆に傾く姿勢になります。

このような姿勢の違いによって負担がかかる場所も変わり、結果的に腰痛になる部位も変わります。

上半身と下半身の傾きが同じ姿勢の女性は重さが真下の骨盤に加わるので、左のお尻付近に痛みが生じる傾向があります。

一方、上半身は左に傾き下半身は右に傾く姿勢の男性は、傾きが左右で逆になる交点(胸椎と腰椎の間)に重さが加わる傾向があるので、その部位に痛みが生じます。(図2)

こうして同じ子供を抱っこしても女性と男性では抱っこする腕も姿勢も痛みの部位も違ってしまいます。

このような女性と男性で抱っこする腕の違いはどうして生じるのか?

それは恐らく女性の方が圧倒的に抱っこに習熟しているからだと思います。女性は始終子供を抱っこし、その中で買い物やら掃除やら家事をこなします。

その時に利き手がふさがっていては仕事にならないので、逆側の腕で子供を抱っこするしかありません。結果的に抱っこは左腕になったと考えられます。

一方、男性は抱っこしたい時に抱っこをするか、奥さんに言われて抱っこをするだけで、本人はしょっちゅう抱っこしていると言っても逆の手で子供を抱っこできる奥さんほど慣れていないので、結果的に利き手で抱っこするのだと思います。

この手の話を同じように抱っこで腰痛になった奥さんに説明したら「旦那に子供を抱っこさせると、利き手が塞がっていると言い訳を言って、子供を抱っこしたままボッサと突っ立ってるだけで邪魔だから、普段はあまり旦那には抱っこさせない。ただ旅行や買い物時は私が好きにしたいからずっと抱っこさせてる。運転と抱っこぐらいしかできないからね。」と言ってました。

どうも利き手で抱っこしているうちは奥さんに「育メン」気取りで「邪魔」しているとしか映ってないようです。抱っこしながら利き手で作業ができるようにならない限り「育メン」認定からは程遠いようです。

なので旦那も奥さんレベルまで抱っこに習熟すれば、奥さんと同じ部位が痛くなるのではないかと思います。

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