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牽引は関節だけでなく神経も壊す!
牽引は、関節を壊すだけではありません。神経を牽引し、長期化すると坐骨神経痛などの神経症状が生じることがあります。
牽引で神経が壊れるメカニズム
長期にわたって牽引されることで関節が緩み、今度は関節を跨いで通る神経も牽引されます。神経は牽引されると直径が細くなります。直径が細くなると圧迫と同じ効果によって、神経内の圧力が高まります。つまり神経が牽引されると満遍なく神経を圧迫していることと同じ状態になります。
そして神経の直径が細くなると、最初に影響を受けるのが神経内を通る静脈です。神経の内圧が高まることで静脈の循環が滞り、静脈内の組織液が静脈外部に漏れ出し神経の中で浮腫が生じます。
浮腫が進むと内圧がさらに高まります。神経を満員電車にたとえ、その中を通る神経線維を乗客に例えると、電車そのものが小さくなり、さらに乗客が太ったため(神経線維)が逃げ場を失い圧迫されます。神経線維が神経内で圧迫されて痺れや筋力低下が生じます。
牽引による神経の圧迫はヘルニアのように外部からの圧力ではなく、内部の圧力が増加することによって神経内の神経線維が圧迫されます。ヘルニアによる圧迫と発生機序は違いますが、結果はヘルニアと同じように神経が壊れ(変性)して痛みや痺れを発症させます。
牽引で慢性腰痛から酷い神経痛へ。
牽引治療を受けて「ただの腰痛」から「酷い坐骨神経痛」になった人によくある流れを紹介します。
結論から言うと、真面目で善良な人ほど悪化させやすい傾向があります。
最初は「ただの腰痛」で病院を受診。そこでレントゲンを撮り「腰の骨と骨の間が狭いですね。」と言われると、その「狭い骨と骨の間」を広げるために、だいたい「牽引療法」が処方されます。
牽引を受けると最初は固まった筋肉が伸びる「ストレッチ効果」で「イタ気持いい」感じがして、終わった後なんとなく楽になった気がします。
しかし、それも一過性で、家に帰る頃には元どおり。でもやっている時は気持が良いので続けてしまいます。
何度も受けているうちに、楽になる時間がだんだん短くなり、痛い時間が増えてきます。すると今度はコルセットの着用と痛み止めが処方されます。これで一時的に痛みは抑えることはできますが、残念ながらこれも一時的です。
発症から数ヶ月後には痛みが悪化。痛みだけでなく痺れや力が入らないなどの神経根症状まで発症し「坐骨神経痛」へ。この時には、もう痛み止めが効かなくなっているので、ブロック注射。
それも効かなくなってくると最後の手段として手術を勧められます。手術をしても牽引による関節や神経の問題が改善されないので、残念ながら殆ど効果はないでしょう。
この手の最悪な結果をたどる人の多くは真面目に通院し、言われたことは忠実に実行する人です。彼らは言われるがままに治療受け、疑うことなく実行し、悪化の一途を辿ります。この牽引が症状を悪化させる最大の原因が、やってい間は気持ちがいいので、まさかこれが原因だと認識されずに、牽引を続けてしまうことです。
もし、腰痛が改善せず、牽引療法を受けている方はすぐ止めてみることをお勧めします。一気に良くなることはないでしょうが、それ以上酷くなることもないでしょう。
牽引で坐骨神経痛になった人でも軽い痺れや筋力低下であればカイロプラクティックで改善することも多々あります。それでも3ヶ月〜半年単位の長期戦になることでしょう。
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